こころと向き合う– tag –
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音楽のチカラは絶大。聴いて、歌って、奏でて——心と体に起きていること
整える暮らしの断片
音楽は、人類が文字を持つよりも前から存在してきました。儀式の場で、労働の合間に、悲しみを癒やすために、喜びを分かち合うために、人々は音楽と共にありました。現代においても、朝の目覚めをアラーム代わりの音楽で迎え、通勤中にイヤホンで曲を流し、食事の場でBGMを耳にし、眠りにつくまで音楽を手放さない人は多くいます。音楽は生活のあらゆる場面に溶け込み、私たちにとって「あって当たり前」のものになっています。しかし、音楽が心や体にどんな効果があるのかを、改めて意識することは少ないのではな... -
隣の芝は、本当に青かった──光学と脳科学から読み解く、比べる心の正体
整える暮らしの断片
友人のSNSを見て、なんとなく気分が沈んだことはないでしょうか?転職した同期が充実した毎日を送っているように見えたり、あの選択をしていれば自分も違う場所にいたかもしれないと感じたり。隣の芝はいつも青く見える、という感覚は、多くの人が一度は経験しているのではないかと思います。自分の足元の芝を見れば、枯れた箇所や雑草が目に付く。そして、手入れの大変さもわかっている。それなのに、なぜ隣の芝は青々と輝いて見えるのか。手入れをさほどしているようには見えないのに。芝の種類が違うのだろうか... -
祈りは気休めではなかった──科学と心理学が明かす、手を合わせることの意味
整える暮らしの断片
「気休めかもしれない」と思いながらも、つい神頼みに手を合わせてしまうことはありませんか?試験の前夜に、あるいは誰かの病気が早く治ることを願うとき。初詣の賽銭箱の前で。信仰の有無にかかわらず、多くの人が何かに向かって言葉を捧げます。「これで何かが変わるのだろうか」という疑念がどこかにあっても、それでも手を合わせる。こういった感覚を持つ人は、決して少なくないはずです。この記事では、祈りという行為が心と身体にどのような影響を与えるのかを、心理学・脳科学・生理学の研究をもとに読み... -
環境が変わっても「いつかしたい」のまま──先送りを好む、脳のとある性質
わたしのなかの遠い場所
「時間ができたら始めたい」「お金が貯まったら行きたい」「仕事が落ち着いたら連絡しよう」──そんな言葉を自分に言い聞かせたまま、気がつけば何年も経っていた。そういう経験は、誰にでも一度や二度あるのではないでしょうか。私自身、会社員を辞めて数ヶ月が経ったとき、あることに気がつきました。働いていた頃に「いつかしたい」と思い描いていたことが、時間という制約がなくなったはずの今も、ほとんど手つかずのままだったのです。寝台列車に乗りたい、行ったことのない土地を旅したい、英語の勉強をした... -
完璧主義を手放さなくていい──”他者の参照点”を知れば、磨いた仕事はちゃんと届く
整える暮らしの断片
完璧主義について書かれた記事を読むと、ほとんどが同じ結論にたどり着きます。たとえば、「6割とか7割とかでOK」「基準を下げましょう」「自分に厳しくしすぎないで」。たしかに、そうした声かけで楽になる人はたくさんいます。ただ、もしあなたがすでに高い水準で仕事を出している人で、それでも苦しさが消えないなら、その助言はあまり効かないはずです。基準を下げたくないから磨いてきたわけですし、仮に下げてみても、苦しさの根っこは残ったままになってしまうのでしょう。むしろ「下げろと言われても下げ... -
考えるのをやめたとき、脳は何をしているのか──意識と無意識の処理について
整える暮らしの断片
締め切り前日の夜、いくら考えても答えが出なかったのに、翌朝起き上がったとたんにふと解決策が浮かんだ。あるいは、ずっと思い出せなかった人の名前が、まったく別のことをしている最中に突然戻ってきた。こういった経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか?いや、一度ならず何度もあるかもしれませんね。不思議なのは、考えることをやめた後に答えが出てくる、という点です。考え続けていたときには出てこなかったものが、手放した瞬間に現れる。このとき、脳の中では何が起きているのでしょうか。この... -
言霊はなぜ今も生きているのか──古代の信仰と現代科学の意外な接点
整える暮らしの断片
「ありがとう」と口にした瞬間、自分の気持ちも少し和らいだことはありませんか?あるいは、愚痴や不満を言い続けているうちに、本当に気分が沈んでいってしまったことはありませんか?言葉は、誰かに何かを伝えるための道具のはずです。それなのに、発した言葉が自分自身の内側にまで作用する感覚を、多くの人が経験しています。日本には古来より、「言霊(ことだま)」という思想が根付いていました。言葉そのものに霊的な力が宿り、口にした言葉が現実に影響を及ぼすという信仰です。現代においても言霊という... -
ちゃんと話しているのに伝わらない──職場のコミュニケーションを整える、チャンネルという視点
はたらくときのまなざし
報告はきちんとしました。言葉も慎重に選びました。それなのに、「なんで早く言ってくれなかったの?」と返ってくることがあります。あるいは、丁寧に書いたつもりのメールなのに、なぜか冷たい印象のある返信が来たこともあります。そういった経験はないでしょうか?「自分の伝え方が悪いのかな」と感じて、また言葉を選び直す。でも次も似たようなことが起きる。こういう場面が繰り返されると、自分のコミュニケーション能力そのものに問題があるのではないかという気持ちになってきます。しかし実際には、伝わ... -
「苦手な人」がいるのは、あなたの器の問題ではなかった──心理学から見る苦手意識の正体
はたらくときのまなざし
「あの人のことが、なんか苦手で⋯」そう感じてはいるけれど、明確な理由を説明しようとすると言葉に詰まる。特別なトラブルがあったわけでも、大きな失礼を受けたわけでもない。それでも、その人が近くにいるだけで気持ちがざわついて、短い会話のあとに妙な疲れだけが残る。こうした感覚が続くと、「自分の心が狭いのかな」「もっと大らかに構えられればいいのに」と感じはじめることがあります。あるいは「大人なんだから、苦手な人とも上手くやらなければ」と、自分の感覚を押さえ込もうとすることもあるかもし... -
読書が処方される時代──ビブリオセラピーと、本が心に届くメカニズム
整える暮らしの断片
気持ちが落ち着かない夜に、なんとなく本を手に取ったことはありませんか?読み終えて、特に何かが解決したわけでもないのに、少しだけ息がしやすくなった──そんな経験に、思い当たる方もいるのではないでしょうか。「本を読むと楽になる気がする」という感覚は、気のせいでも、現実逃避でもありません。読書がもたらす精神的・認知的な効果は、脳科学・心理学・情報科学などの分野で研究が積み重ねられており、今や医療・福祉の現場で「処方」される実践にまでなっています。この記事では、「ビブリオセラピー(...
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