こころと向き合う– tag –
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「得意なことがわからない」のは、自分の中だけで探しているからかもしれない
はたらくときのまなざし
「得意なことは何ですか?」この質問が来た瞬間に、頭の中がすっと静かになってしまった経験はありませんか?就職活動の面接、初対面の場での自己紹介、あるいは何気ない会話の流れで突然聞かれて、「特にこれといって……」と言葉を濁してしまう。まったく何もできないわけではないとは、自分でもわかっています。何かはやってきたはずだし、それなりに仕事もしてきました。でも、「得意なこと」と呼べるものが何なのかを言葉にできません。考えれば考えるほど、かえって霧の中に入っていくような感覚があります。... -
人の失敗を責めてしまうのは、性格の問題ではない──認知の仕組みから読み解く”寛容さ”の育て方
はたらくときのまなざし
同僚がまた同じミスをした。何度言っても伝わらない部下がいる。家族のちょっとした失敗に、つい強い言葉が出てしまった──。そのあとに来るのは、相手への怒りよりも、自分自身への居心地の悪さかもしれません。「どうしてあんな言い方をしてしまったんだろう」「もう少し穏やかに受け止められなかったのか」。責めたあとに自分を責める、という二重のしんどさを抱えている人は、実は少なくないのではないでしょうか。「寛容になりたい」「もっと大らかに受け止めたい」と思っているのに、いざその場面が来ると反... -
「人は必要なときに、必要な人に出会う」を考察してみる——偶然と意味づけの間にあるもの
わたしのなかの遠い場所
人生を振り返ると、「あの出会いがあったから」と思う場面が、誰にでも一つや二つあるのだと思います。落ち込んでいたあの時期に声をかけてくれた人。大きな決断を前にして出会った懐かしい人。あるいは、これから出会うかも知れない誰か。『「人は必要なときに、必要な人に出会う」ようにできている。』とは良く聞くけれども、それは果たして偶然なのでしょうか。それとも、必然なのでしょうか。似たようなものだと、おみくじに書かれている言葉も、「必要なときに、必要な言葉がある」ような気もします。この記... -
モノを大切にするとはどういうことか
整える暮らしの断片
ふと家の中を見回すと、買ったまま一度も袖を通していない洋服や、箱から出さずにしまってある食器、気に入って手に取ったはずなのに、封を切らずにたまに眺めるだけになっているグッズなどに気づくことがあります。使いやすそうだからと買った文房具、読みたいなと思って買った本、時間ができたときにやろうと思って買ったゲームなど——。そんなモノたちに心当たりはありませんか?私たちはそういったモノに対して、「大切にしている」と感じることもあれば、「使えていなくて申し訳ない」と感じることもあります... -
インターホンや電話の音が苦手なのはなぜか──”無視できない”ように設計された音と脳の話
整える暮らしの断片
インターホンが鳴るたびに、身体がびくっとしてしまう。電話の着信音が聞こえた瞬間、胸のあたりが固まる感じがする。音が止んでからも、しばらくのあいだ心拍が落ち着かない。「これくらいで動揺するなんて、自分は気にしすぎだろうか⋯」と思ったことはないでしょうか?実のところ、そうとは言い切れません。インターホンや電話の着信音が強く不快に感じられるのは、あなたの感覚が過敏なせいでも、気にしすぎているせいでもありません。その音は、あなたを無視させないよう、意図的に設計されたものです。脳が反... -
完璧主義はバグじゃなくて、脳が正直に働いている結果だった
はたらくときのまなざし
「完璧主義はよくない」とわかっている。完了主義のほうが成果も出やすいと、どこかで読んだことがある。それでも「もう少しだけ」が終わらない。仕事でも、創作でも、日常のちょっとした決断でも。区切りをつけようとするたびに、また気になるところが見つかってしまう。そんな経験に、心当たりのある方は多いのではないでしょうか。完璧主義はよく、「性格の問題」や「こだわりが強すぎる」という言葉で語られます。でも、神経科学や心理学の研究が照らしているのは、少し違う景色です。完璧主義的な行動パター... -
オンライン秘書に「向いている」のはどんな人か──適性を科学的に考える
はたらくときのまなざし
在宅でできる仕事を探していると、「オンライン秘書」という選択肢に目が留まることがあります。調べてみると、「サポートが好きな人に向いている」「気配りができる人に向いている」「細かい作業が苦にならない人に向いている」という言葉が並んでいます。読み進めるうちに、「これは自分のことかもしれない」と感じる方もいるでしょう。ただ、その感覚の根拠を少し掘り下げてみると、「なんとなくそう思う」という以上の根拠が見当たらないことに気づくことがあります。「サポートが好き」とはどういうことか。... -
褒め言葉が素直に受け取れない。その居心地の悪さの正体を心理学に聞いてみた
はたらくときのまなざし
「上手だね!」「すごいじゃないですか!」「さすが!」──そう言われたとき、あなたはどう返しますか。「いえいえ、そんなことないです」と即座に否定する。「たまたまです」「運がよかっただけで」と偶然のせいにする。「ありがとう」と口では言いながら、胸の中にどこか落ち着かない感覚が残る。謙遜するのはかえって良くないという情報もどこかで見たことがあるような気もするけれども⋯。褒められているのに、嬉しさよりも先に居心地の悪さが来る。そんな経験を持つ人は、決して少なくないと思います。むしろ、... -
身近な人にショックを受ける理由は「期待が崩れたから」だけだった
調べる・記録する・伝える
身近な人の言動に、必要以上に心が揺れてしまった経験はないでしょうか?言われた言葉を何度も思い返したり、翌日になっても気持ちが落ち着かなかったり。そのわりに、あとになって出来事そのものを振り返ると「これだけのことで?」と自分でも首をかしげたくなるような、些細なことだったりします。そうすると今度は、「自分が気にしすぎているのかもしれない」「こんなことで動揺するのは、心が弱いせいだ」という考えが浮かんできます。ただ、その解釈はおそらく的を外してしまっています。身近な人の言動によ... -
時計が”正しい時間”を決めるようになる前──不定時法の日本から、現代の時間感覚を問い直す
整える暮らしの断片
「もうこんな時間か」と焦る朝。「あと15分しかない」と気づいた瞬間に、なんとなく息が詰まる感覚。一日に何度も時計を確認しては、気づかないうちに消耗している——。そんな経験に、心あたりはありませんか?ふと、こんなことを考えました。人間は、ずっとこんなふうに時間に追われながら生きてきたのだろうか、と。歴史のある時点まで、時計は今ほど身近なものではありませんでした。江戸時代の人々は、現代の私たちとはまったく異なる「時間の世界」のなかで生きていました。そしてその差は、単なる技術の問題...
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