記事一覧
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もう年末だ。そのそわそわには、ちゃんと根拠がありました。
整える暮らしの断片
年末になると、なんとなく気持ちが急いてくる感覚を覚えたことはありませんか?大掃除をしなければ、年賀状を書かなければ、おせちの予約はまだだった、年内に連絡しておきたい人がいる──。やるべきことが次々と頭に浮かんできて、気がつけば師走という言葉そのままに、追いかけられているような感覚になっています。不思議なのは、これが毎年繰り返されることです。昨年も同じように年末を迎えたはずなのに、今年もまた「もう年末か」と驚き、あのそわそわした感覚に追いかけられます。なぜ毎年こんなにも気忙し... -
人といると、なぜこんなに消耗するのか──空気を読みすぎる人の脳と神経の話
整える暮らしの断片
会話が終わって、ひとりになった。ようやく落ち着けると思ったのに、頭の中ではさっきの会話がまだ動いています。「あの発言、場の雰囲気を壊してなかっただろうか」「笑ってくれたけど、本当に笑っていたのだろうか」「もう少し早く話題を変えるべきだったか」。帰宅してからも、布団に入ってからも、再生がはじまる。誰かといる間にエネルギーを使うのは当然としても、その後もずっと消耗が続く——。ひとりになったのに気が抜けないし、疲れているはずなのに眠れない。そういう経験に心当たりがある方は、少なく... -
“気をつければ防げた”は本当か──ヒューマンエラーとマインドフルネスの意外な関係
はたらくときのまなざし
「なぜあんな簡単なミスをするんだろう」──他者に対してそう思ったことはありませんか?あるいは、「気をつけていたのに、またやってしまった」と、自分自身に呆れた経験はないでしょうか。職場でミスや事故が起きると、私たちはほぼ反射的に「誰が悪かったのか」「なぜ気をつけなかったのか」という方向に思考が向かいます。これは日本の職場に限った話ではなく、あらゆる組織に共通して見られる傾向です。私はかつて医薬品・化粧品の工場で、品質管理や品質保証の業務に携わっていました。厳格なGMP(医薬品製造... -
コーヒーが合う人、合わない人。その違いってなに?
整える暮らしの断片
コーヒーが好きな人でも、日によって「今日は胃がむかむかする」「心拍が上がって落ち着かない」「飲んだのに眠気が全然取れない」といった経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。同じコーヒー、同じ量、同じ時間帯なのに、日によって体への影響がまるで違う。あるいは、同じ職場の同僚が夜にコーヒーを飲んでも平気なのに、自分はそれをやると一晩全く眠れなくなる。こういった「自分だけの感覚」を、「体が弱いのかな」「気のせいかな」と漠然と片付けてきた方もいるかもしれません。実は、コーヒ... -
何が違うのか、つかめないまま終わる──空気を読み違える人の認知と観察の話
整える暮らしの断片
笑いながら話していたはずなのに、気づくとその場が少し冷えていた。会話は続いているし、誰かが怒っているわけでもない。⋯でも何かが変わった気がする。そしてその「何か」が最後までわからないまま、その日は終わった。こういう経験が繰り返されると、やがて「自分は空気が読めないんだ」という感覚にたどり着くことがあります。何を直せばいいかを考えようとする前に、「どうせまた同じことをやる」という漠然とした不安が出始めて、気が付けば、人と会うこと自体が億劫になっていく。「空気を読むとは何か?」... -
デジタルデトックス、やるだけでは足りなかった──離れることの意味と限界
整える暮らしの断片
スマホを数日手放してみた。SNSを1週間やめてみた。それなのに、思ったほどすっきりしなかった⋯。そういう経験を持つ人は、少なくないのではないでしょうか。「離れれば回復するはず」という感覚は正しいように思える。でも、手放した時間に何をしていたかを振り返ると、テレビを見ていた、パソコンで動画を流していた、タブレットでネット記事を読み続けていた、という人も多いはずです。スマホは手放した。でも、デジタルから離れていたかというと、そうではなかったような気がする。「デジタルデトックスをした... -
読んだはずなのに、思い出せない。記憶と想起の話
調べる・記録する・伝える
テキストを何度も読み返した。大事だと思ったところには線も引いた。それなのに、いざ試験の本番や、職場で誰かに説明しなければならない場面になると、内容がどこかに消えてしまっている。そういう経験が、一度くらいはあるのではないでしょうか?私はと言いますと、一度と言わず何度もあります。プレゼンのときなんかは顕著にありましたね⋯。そんなとき、「私は記憶力が悪い」と結論づけてしまいがちですが、実はこの現象には、記憶の仕組みそのものが関係しています。読むという行為と、思い出すという行為は、... -
なぜ掃除すると人生が動き出すのか|古代の知恵と現代科学の交差点
整える暮らしの断片
「掃除をしたら運気が変わった」「部屋を整えたら人間関係がうまくいくようになった」──そんな話を、どこかで耳にしたことがある人は少なくないでしょう。完全には信じきれないけれど、否定もしきれない。そういう感覚で受け取ってきた人もいるかもしれません。 この記事では、その「否定もしきれない」という感覚を入口に、掃除と人間関係、掃除と運という結びつきを、できる限り丁寧に読み解いていきます。スピリチュアルな見方を排除するのではなく、2500年前の仏典に残された逸話と、現代の環境心理学や神経科... -
東京スカイツリーから見た景色に文明を感じた話
わたしのなかの遠い場所
先日、東京スカイツリーに行ってきたんです。本当は展望デッキへ登る予定はなかったのですが、空気の澄んだ良い天気だったもので、遠くまで見渡せるかな?と思い立って。 せっかく来たのだからと天望回廊とのセット券をアソビュー!のアプリで購入。休日の当日券のため3,800円。前日までに買えば400円ほどお得になるみたい。 割と早い時間だったのもあって、スムーズに展望デッキへ。休日にしてはそこまで混雑しておらず、じっくりとスカイツリーからの景色を眺めることができました。 この景色を眺めていて、ふと... -
感謝の驚くべき効果。科学が明かす心と身体への影響
整える暮らしの断片
「感謝の気持ちを持ちましょう」という言葉は、道徳の授業でも、自己啓発本でも、日常会話の中でも繰り返し出てきます。そのためか、感謝はどこか精神論や心がけの話として語られがちです。しかし、実際のところ、科学的な検証の対象になってきた感情でもあります。そして、1990年代後半から急速に発展したポジティブ心理学の分野では、感謝を測定可能な心理変数として扱い、実験や調査によってその効果を検証してきました。感謝が心に与える影響、身体に与える影響、そして人間関係に作用するメカニズム──この記...
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