2025年– date –
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完璧主義を手放さなくていい──”他者の参照点”を知れば、磨いた仕事はちゃんと届く
整える暮らしの断片
完璧主義について書かれた記事を読むと、ほとんどが同じ結論にたどり着きます。たとえば、「6割とか7割とかでOK」「基準を下げましょう」「自分に厳しくしすぎないで」。たしかに、そうした声かけで楽になる人はたくさんいます。ただ、もしあなたがすでに高い水準で仕事を出している人で、それでも苦しさが消えないなら、その助言はあまり効かないはずです。基準を下げたくないから磨いてきたわけですし、仮に下げてみても、苦しさの根っこは残ったままになってしまうのでしょう。むしろ「下げろと言われても下げ... -
行動が習慣に変わる日──脳が作る自動化の話
整える暮らしの断片
「今度こそ続けよう」と思って始めたことが、気づいたらやめていた。——そういう経験は、誰にでもあるはずです。不思議なのは、やるのは「決めた」のに、やめようとは明確に「決めたわけではない」ことです。ある朝ふと気づいたら、昨日も一昨日もその行動をしていなかった。始めたばかりのころの感覚はどこへ行ったのだろうと思いながら、また「今度こそ」という気持ちが湧いてくる。そのサイクルを繰り返してきた方は、案外多いのではないでしょうか。こうした経験を重ねると、多くの人は「自分は続けられない性... -
『脳の筋トレ』は比喩ではなかった──神経可塑性から読み解く、脳と身体のつながり
整える暮らしの断片
「最近、物忘れが増えた気がする」「集中力が続かない」「以前はもっとスパッと物事を考えられた気がするのに⋯」──そんなふうに感じたことはありませんか?私たちは、こうした変化を「歳のせい」と片づけてしまいがちです。ですが、実は脳には、刺激を受けることで構造そのものを変えていく仕組みが備わっています。「脳の筋トレ」という言葉はもともと比喩として広まりましたが、神経科学の研究が蓄積されるにつれて、この表現は思いのほか実態に近いことが分かってきました。この記事では、脳が変化するメカニズ... -
考えるのをやめたとき、脳は何をしているのか──意識と無意識の処理について
整える暮らしの断片
締め切り前日の夜、いくら考えても答えが出なかったのに、翌朝起き上がったとたんにふと解決策が浮かんだ。あるいは、ずっと思い出せなかった人の名前が、まったく別のことをしている最中に突然戻ってきた。こういった経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか?いや、一度ならず何度もあるかもしれませんね。不思議なのは、考えることをやめた後に答えが出てくる、という点です。考え続けていたときには出てこなかったものが、手放した瞬間に現れる。このとき、脳の中では何が起きているのでしょうか。この... -
言霊はなぜ今も生きているのか──古代の信仰と現代科学の意外な接点
整える暮らしの断片
「ありがとう」と口にした瞬間、自分の気持ちも少し和らいだことはありませんか?あるいは、愚痴や不満を言い続けているうちに、本当に気分が沈んでいってしまったことはありませんか?言葉は、誰かに何かを伝えるための道具のはずです。それなのに、発した言葉が自分自身の内側にまで作用する感覚を、多くの人が経験しています。日本には古来より、「言霊(ことだま)」という思想が根付いていました。言葉そのものに霊的な力が宿り、口にした言葉が現実に影響を及ぼすという信仰です。現代においても言霊という... -
ググれはもう古い!?「検索」から「質問」へ。調べごとはAIに聞く時代到来か!
調べる・記録する・伝える
調べごとをする際、我らがグーグル先生を使う人が減っているとのことです。なんでも、Googleの検索結果で得られる情報が「今、この瞬間に欲しい情報」を満たせていないとか、検索結果で得られる「情報の精度が低い」といったことなどが背景にあるようです。 今やSNSのハッシュタグを追えば、画像付きでリアルタイムな情報が得られますし、調べごとはAIアシスタントに聞けば事細かに教えてくれますからね…。 ということで、今回は便利なAIアシスタントを使った調べ方について書いていきたいと思います。 グーグル先... -
Google検索離れの背景を読み解く──道具が変わっても、変わらないこと
調べる・記録する・伝える
Googleで何かを調べる、という行動が「当たり前」ではなくなりつつあります。調べものをTikTokで始め、詳細をAIに聞き、購入の判断はInstagramの口コミで決める。そういった情報収集の流れが、特に若い世代を中心に広がっています。Googleが「検索の代名詞」であった時代に育った世代にとっては、少し不思議な光景かもしれません。この記事では、Google検索に何が起きているのか、どんな道具が台頭しているのか、そして道具が変わるなかで変わらないものは何かについて、順を追って整理していきます。 Google検索... -
少量のお酒で頭が冴える気がする。あの感覚は気のせいではなかった
調べる・記録する・伝える
ほんの少しだけお酒を飲んだ夜のこと。なぜかいいアイデアが浮かんだ。あるいは、詰まっていた物事に解決の糸口が見つかったり、ずっと引っかかっていたことが、すっきりとつながった気がしたり。なんか頭がかえって回る気がする。そんな経験はありませんか?そしてそれは飲み会の席ではなく、一人で静かに少しだけお酒を飲んだときに起きやすい気がしませんでしょうか。私もかつて仕事に追われていたときによく家に持ち帰って、お酒を片手に仕事を進めると、思いのほか順調に進んで、変に病みつきになっていたの... -
読書において、紙と画面とで脳への届き方はどう違うのか?
整える暮らしの断片
本を読んでいて、内容が頭に残っていなかった、という経験はありませんか?読み終わって、あらすじを誰かに話そうとしたとき、細かい部分がぼんやりしている。読んでいるはずなのに、何かが抜けているような感覚があった。「集中できていなかったのかな?」と思いたくなりますが、もしその読書が画面の上だったとしたら、話は少し違ってくるかもしれません。電子書籍か、紙の本か。この問いはたいてい利便性の話として語られます。「持ち運べる」「場所を取らない」「すぐ買える」。それはすべて本当のことです。... -
ちゃんと話しているのに伝わらない──職場のコミュニケーションを整える、チャンネルという視点
はたらくときのまなざし
報告はきちんとしました。言葉も慎重に選びました。それなのに、「なんで早く言ってくれなかったの?」と返ってくることがあります。あるいは、丁寧に書いたつもりのメールなのに、なぜか冷たい印象のある返信が来たこともあります。そういった経験はないでしょうか?「自分の伝え方が悪いのかな」と感じて、また言葉を選び直す。でも次も似たようなことが起きる。こういう場面が繰り返されると、自分のコミュニケーション能力そのものに問題があるのではないかという気持ちになってきます。しかし実際には、伝わ...
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