やさしいまなざし– tag –
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褒め言葉が素直に受け取れない。その居心地の悪さの正体を心理学に聞いてみた
はたらくときのまなざし
「上手だね!」「すごいじゃないですか!」「さすが!」──そう言われたとき、あなたはどう返しますか。「いえいえ、そんなことないです」と即座に否定する。「たまたまです」「運がよかっただけで」と偶然のせいにする。「ありがとう」と口では言いながら、胸の中にどこか落ち着かない感覚が残る。謙遜するのはかえって良くないという情報もどこかで見たことがあるような気もするけれども⋯。褒められているのに、嬉しさよりも先に居心地の悪さが来る。そんな経験を持つ人は、決して少なくないと思います。むしろ、... -
無駄なことは本当に無駄なのか|意味のない時間が持つ役割
整える暮らしの断片
自分にとって役に立つこと。誰かにとって役に立つこと。自分にとって意味があること。誰かにとって意味があること。私たちは日々、そうした基準で行動を無意識に選んでしまいがちです。無駄を避け、効率よく歩むことは、社会で生き抜くうえではとても自然な姿勢でもあります。そのため、何もしなかった時間を「無駄」と決めつけてしまうどころか、振り返ったときに後悔さえもしてしまいます。それでも、そうした時間が、なぜか記憶から消えずに残ることがあります。では、無駄なことは、本当に無駄なのでしょうか... -
気まずい空気が、こんなに疲れるのはなぜか──社会脳が引き起こすストレスの正体
はたらくときのまなざし
ある日の昼休み、食堂でたまたまあまり話さないような同僚と二人きりになったとします。話しかけようとしても言葉が浮かばず、沈黙が数秒続く。やり過ごしてから席を立ったあと、なんとなく午後の仕事に集中できない。あるいは、職場でちょっとした行き違いがあったあと、その人と廊下ですれ違う瞬間のあの重さ。距離を測りながら、表情を作りながら、内心では「どう振る舞えばいいんだろう」とぐるぐる考えてしまう。——気まずい空気。それ自体は「大したことではない」出来事のはずです。それなのに、たったそれ... -
自分を休ませることに罪悪感がある|セルフコンパッションから読み解く”自分への接し方”
整える暮らしの断片
「今日くらい、早く帰ってもいいかな」と思ったのに、結局いつもと同じ時間まで残業してしまった。休日に何もせず過ごしたあと、夕方になって「何か生産的なことをすればよかった⋯」と気持ちが沈む。体調が優れないのに、「この程度で休むのは甘えじゃないか」と自分に言い聞かせてしまう。――自分を休ませたい(休みたい)のに、休ませる(休む)と罪悪感がある。そんな感覚に心当たりのある方は、少なくないのではないでしょうか。この罪悪感は、性格や意志の弱さから来ているわけではありません。心理学の研究が... -
感情をうまく言葉にできないのはなぜか──心理学と脳科学から読み解く”言語化”の仕組み
整える暮らしの断片
「なんとなくモヤモヤしているけれど、それが何なのかうまく言えない」「気持ちを伝えたいのに、ちょうどいい言葉が出てこない」こうした経験に心当たりありませんか?感情を言葉にできないとき、私たちはつい「自分は話すのが下手なんだ」「語彙力が足りないのかもしれない」と考えてしまいがちです。ですが、話の上手さや語彙の多さだけで片づけられるほど、この現象は単純ではありません。感情がうまく言葉にならない背景には、脳が感情を処理する仕組みや、その人がたどってきた経験、情報の受け取り方の傾向... -
パワーストーンはなぜ『効く』と感じるのか──心の仕組みと、石に意味を託す理由
整える暮らしの断片
効くかどうかは、正直わからない。科学的に証明されているわけでもない。 それでも、なんとなく手放せない石がある。カバンの底に忍ばせていたり、デスクの隅にそっと置いていたり。「意味なんてないよ」と言われたら反論できないし、仮に「捨てろ」と言われたら、それもできない。パワーストーンをめぐる話は、たいてい二つに分かれます。「効きます、信じましょう」か、「科学的根拠はありません」か。でも、おそらく、多くの人が実際に立っている場所は、その両極端の間のどこかだと思います。信じきってはいな... -
おみくじが読めないのは、なぜか——古語と漢詩が並ぶ理由と、自分なりの向き合い方
調べる・記録する・伝える
初詣や参拝のたびにおみくじを引いて、手元の紙をひらいてみたものの、「大吉」の文字以外はよくわからないまま折りたたんでしまった——。そんな経験はありませんか?「待ち人」「争事」「転居」といった項目が並んでいても、その下に続く言葉が古めかしくて読めない。和歌や漢詩のようなものが書かれていても、そもそもこれ日本語なの?と。そんなとき、「自分の知識量や読解力の問題だろうか」と感じてしまうことがあるかもしれません。ただ、おみくじに書かれている言葉は、現代の日常語とは異なる言語体系の中... -
人のために頑張っているのに、なぜかうまくいかないと感じるあなたへ
はたらくときのまなざし
「誰かの力になりたい」「周りをサポートしたい」そんな思いで日々頑張っているのに、なぜかうまく理解されないし、報われない。感謝こそされど、どこか“都合よく使われているだけ”のようにも感じる。別に見返りが欲しいわけじゃないのだけれど、なんかモヤモヤ…。それどころか、損な役回りばかりが日に日に増えている気がしてならない。 頼られることは多いのに、成果や評価にはつながらないし、自分ばかりが損をしているようで、「もっと要領よく立ち回れたら」と思い詰めてしまったり。なんだったら、良かれと... -
職場のモヤモヤを“構造”で見直す視点|人を消耗させる二つの構造を探る
はたらくときのまなざし
衛生管理者として職場のメンタルヘルス業務に関わっていた時期、仕事を続けることが難しくなった方々の話を聞く機会が何度もありました。休職の手前で踏みとどまっている人、言葉にできない疲れを抱えながら毎朝出勤し続けている人。状況はさまざまでしたが、話の中によく似た言葉が出てきました。「なんかやりがいがなくて」「頑張っているのに、なぜかうまくいかないんです」「悪い職場じゃないんですけど、なんかモヤモヤして」誰も「私が弱いせいです」とは言いませんでしたが、言葉の裏にそう感じていること... -
聴き上手は、なぜ得をするのか──話を”受け取る”ことが関係と知識を同時に育てる理由
整える暮らしの断片
「ちゃんと聴こうとしているのに、途中でどう返せばいいかわからなくなる。」そんな経験は、一度や二度ではないかもしれません。相手が話し続けているとき、頭のどこかで「次に何を言おう」「どう返そう」と考え始めて、かえって話の内容が入ってこなくなる。気がついたら相づちだけになっていた、という具合に——。でも、この聴くという行為。これが、相手のために我慢することではないとしたらどうでしょうか?実は、うまく聴けている人は、聴くことで得ているものがあります。 聴き上手が得ているもの 聴き上手...
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