からだと向き合う– tag –
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夜のあいだに、肌は何をしているのか──睡眠と肌再生の仕組みを読み解く
整える暮らしの断片
スキンケアをきちんと続けているはずなのに、なぜか肌の調子がなかなか上向かない。化粧水を変えてみても、保湿をていねいに重ねてみても、翌朝になるとまた乾いている。そんな経験に心当たりはないでしょうか。外側からのケアを続けることは、もちろん意味のあることです。ただ、そのケアがどこまで効果を発揮できるかは、肌の内側で起こることに大きく左右されます。スキンケアの本質は、外から水分や成分を補うことだけにあるのではなく、肌が本来持っている「再生する力」を正常に働かせることにあります。そ... -
落ち込みには、意味があった──気分が冴えないとき、体が守ろうとしているもの
整える暮らしの断片
「なんだか気分が冴えない」と気づく瞬間は、どんなときですか。朝、目が覚めてもどこか気が重たい。やらなければいけないことはあるのに、気力が湧いてこない。理由がはっきりしていればまだいいけれど、「なんとなく」としか言いようのない落ち込みが続いているとき、多くの人はまずこう考えます。「自分がおかしいのだろうか」「もっと前向きにならなければ」と。でも、立ち止まって考えてみると、落ち込みを「なくすべき不具合」として扱うことが、本当に正しい向き合い方なのかどうか、少し疑問が残ります。... -
脳が欲しがっているのは、休息ではなく”知らない景色”なのかもしれない
整える暮らしの断片
どこか知らない場所へ行きたい、とふと思うことがあります。理由はうまく言葉にできなくても、その衝動だけははっきりしている。旅への欲求とはそういうものかもしれません。「見たことのない景色が見たい」「知らない道を歩いてみたい」あるいは「何か新しい発見があるかもしれない」──この感覚は、単なる娯楽への欲求とは少し異なる気がします。どこかもっと根本的なところから湧いてくる、本能に近い何かです。神経科学の研究が積み重なるにつれ、その「何か」の正体が少しずつ見えてきています。脳が求めてい... -
朝に体が自然と伸びるのはなぜか──動物と人間が共有する、神経の目覚め方
整える暮らしの断片
朝、目が覚めたとき、無意識に腕を上へ伸ばして体をぐっとひねっている──。眠気まなこで、半分まだ夢の中にいながら、体が勝手に動いている。そして不思議と、その後は少しだけ楽になる感じがする。誰かに教わったわけではありませんでした。子どもの頃からそうしていたし、世界中どこに行っても、同じことをしている人がいます。猫も、犬も、生まれたばかりの赤ちゃんも。この「朝の伸び」には、実は名前があります。そして、なぜそれをするのかという理由も、神経科学と動物行動学の視点から、ある程度説明でき... -
お風呂が体に効く仕組みは、思っていたより深いところにあった
整える暮らしの断片
一日の終わりに湯船に浸かる。ただそれだけのことなのに、体と心の感覚ががらりと変わる経験を持つ人は少なくないはずです。「気持ちいいから」「温まりたいから」。それだけで十分ではあるのですが、湯船の中で実際に何が起きているのかを少し立ち止まって考えてみると、お風呂はずいぶん複雑なことをしていることに気づきます。単に体が温まっているのではありません。体の内側では、複数の物理的な力が同時に働き、それが細胞レベルの変化を引き起こし、積み重なることで長期的な健康状態にまで影響を与える可... -
歩くと、頭が動き出すのはなぜか──ウォーキングが脳と感情に起こすこと
整える暮らしの断片
なんとなく、「外を歩いてこよう」と思って家を出たことはありませんか?特に目的があるわけでもなく、ただ歩きたくなった感覚。あるいは、行き詰まったとき、気づいたら部屋の中をうろうろしていた経験。散歩から帰ってきたら、やたらと頭がすっきりしていた。悩んでいたことへのアイデアが、歩いているあいだに急に浮かんできた。そういうことが、一度や二度ではなかったりします。これは既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、気のせいでも、偶然でもありません。歩くという行為は、脳と感情に対して... -
朝の光を浴びられない日々は、体にどんな影響があるのか
整える暮らしの断片
夜勤が明けた朝、外に出ると光が目に刺さるように感じられるのに、体の中はまだ夜の続きのような状態で──そんな感覚に覚えがある方はいますか。私自身、医薬品・化粧品の工場に勤めていたころ、夜勤も泊まりも交代勤務も経験してきました。夜が明けても眠れない日、休日に思い切り寝だめしたのにもかかわらず月曜日がかえってつらい日。それが繰り返されるたびに「自分の体は弱いのだろうか」「もっと上手く休めないのだろうか」と感じていたのを覚えています。当時はただ「不規則な生活だから仕方ない」と思って... -
レモン水から見えてくる、自分の身体との付き合い方
整える暮らしの断片
コップに水を注いで、レモン果汁を数滴落とす。それだけのことなのに、なぜか気持ちがすっと整う感じがする——そう感じながら続けている方は、いらっしゃいますでしょうか?私自身もそのひとりです。「健康に良いと聞いたから」「なんとなく体によさそうだから」という理由で始めたレモン水ですが、実際のところ、その効果はどこまで科学的に確かめられているのでしょうか。調べてみると、広く信じられている話の中に、実態と少しずれているものがあることがわかります。だからといって、レモン水が「意味のない飲... -
なぜ月曜の朝はこんなにも重いのか──仕事への拒否感を、心理学と生理学から読み解く
はたらくときのまなざし
月曜の朝、目覚まし時計が鳴る前から、なんとなく気持ちが重い。布団の中で「今日、仕事か⋯」と思い、ため息が出る。そういう朝が続いているとしたら、それはあなたの根性や気持ちの問題ではないかもしれません。とりわけ、「仕事に行きたくない」という感覚は多くの人が経験します。しかし、それを「甘えだ」「気合が足りない」と片づけてしまうと、身体と心が出している大切なサインを見落としてしまうことがあります。心理学や生理学の分野では、この感覚の背景にある仕組みが少しずつ明らかになってきています... -
「飲んでいるつもり」の人向け|WBGT値と連動した水分補給の考え方
整える暮らしの断片
「今日はよく水を飲んだから大丈夫」——そう思って過ごした日に、熱中症で倒れる人がいます。水分補給で見落とされがちなのは「飲んだ量」ではなく、「その日の暑さに対して、必要な量を飲めていたか」という視点です。気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)が重なった環境では、体が必要とする水分量は平常時の数倍に達することがあります。しかし体の感覚はその変化に追いつかず、「まだ大丈夫」と感じているうちに、内側で水分と電解質のバランスが崩れていきます。その「暑さの総合的な強度」を数値で示す指標が...
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