科学の入口– tag –
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同じ香りなのに、感じ方が違うのはなぜか──嗅覚受容体がつくる”香りの個人差”
調べる・記録する・伝える
同じ洗剤を使っているはずなのに、自分では気にならない香りを家族が「きつい」と感じている。友人が「いい匂い」と言っている花に顔を近づけてみても、自分にはほとんど何も感じられない。逆に、自分だけが「この部屋、何か匂わない?」と気づいて、周囲に不思議な顔をされたことがある。こうした場面に心当たりのある方はありませんでしょうか?誰かと香りの感じ方がずれると、つい「自分の鼻がおかしいのかな」とか「相手が大げさなだけでは」と考えてしまいがちです。しかし実際には、香りの感じ方が人によっ... -
1年間のうち、『調子が良い』と感じる日って少なくない?
整える暮らしの断片
365日もあるはずなのに、振り返ってみると「今日は調子が良かったな」と心から思える日って、数えるほどしかない気がしませんか?よく眠れて、頭がすっきりしていて、体も軽くて、気分も上向き。そんな日が並んだ記憶を辿ろうとすると、ぼんやりとしか思い出せない。それどころか、「なんか今日はやたらと調子いい気がする」という、その日限りの感覚が、ただ通り過ぎていった記憶だけがおぼろげに残っている。一方で、「だるかった日」「なんだか気分が冴えない日」のほうは、妙にはっきりと残っていたりします。... -
コンセントのほこりがやらかす、トラッキング現象のしくみ
整える暮らしの断片
冷蔵庫の裏や洗濯機の下。テレビ台の裏や足元。そして、何年も動かしていない電化製品のプラグたち。そこに積もったほこりを、「いつか掃除しなければ」と思いながら後回しにしてきた経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。動かすのが大変だったり、見えない場所だから気づかなかったり。理由はさまざまですが、悪意があるわけではありません。ただ、コンセント周りに積もったほこりは、ある条件が重なると電気火災の原因になることがあります。そして、この現象には「トラッキング現象」という名前がつい... -
スキンケアが気持ちを変えるのは、脳にも届くように設計されていたからだった
整える暮らしの断片
スキンケアをしているとき、なんとなく気持ちが落ち着く感覚を覚えたことはありませんか。洗顔後に化粧水をなじませるとき、ふわっと広がる香りに少しだけ息を整えたくなる感覚。乳液を塗り終えたとき、肌がしっとりして「今日もちゃんとできた」という小さな充足感。お気に入りのコスメを手に取るだけで、なぜか気持ちが少し前向きになる。そんな体験を、「きっと気のせいだろう」と思っていた方もいるのではないでしょうか。私はかつて、化粧品メーカーで製造管理・品質管理の業務に携わっていました。化粧品が... -
体の硬さは、脳が決めている?ストレッチをしても体が柔らかくならない原因を考えてみる
整える暮らしの断片
ストレッチを続けているのに、体が柔らかくならない。前屈しても指先がつま先に届かないし、開脚してもある角度から先に進まない。『体が柔らかいほうがいい』と聞いて頑張ってみるものの、すぐに挫折する。「もっとちゃんとやらないと」「毎日やらないから」「そもそも自分は体が硬い体質だから」。そうやって、どこかで自分の続かなさに理由を求めてしまう。ですが、もしかすると「体が硬い」という現象そのものについて、私たちが前提としていることが少しずれているのかもしれません。体が硬い原因は、筋肉が... -
その正体は伝統的な生薬。シナモン(桂皮)が体の巡りに働きかける仕組み
調べる・記録する・伝える
スパイスとしてのシナモンのイメージは、おそらく多くの方に共通している気がします。コーヒーやカフェラテにひとふりしたり、焼き菓子に香りをつけたり。かすかに甘く、少しスパイシーで、食卓の片隅に何気なくある存在です。しかしそのシナモンですが、漢方医学の世界では「桂皮(けいひ)」という名の生薬として、数千年にわたって処方の中に組み込まれてきた植物なのです。現代の私たちが「スパイス」として認識するよりも、はるかに長い時間をかけて、体の不調を整えるための薬として使われてきました。なぜ... -
「足るを知る」は精神論ではない──「足りない」が判断力を奪うという研究
整える暮らしの断片
「お金持ちになりたければ、まず足るを知ることだ。」「感謝の気持ちを持てば豊かになれる。」こうした言葉を、一度はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。聞こえはいいのですが、実際に経済的な不安や余裕のなさを抱えているときに言われると、どこか心の隅に引っかかるものがあります。今まさに足りていない状況にある人に向かって「足りていることに気付け」と諭すのは、励ましというより、責任を本人に押し付けているようにすら感じられることもあります。ただ、この「足るを知れば豊かになる」... -
午後の眠気に、体内時計が関係しているとしたら——昼寝が科学になった理由
整える暮らしの断片
午後2時ごろになると、不思議なほど眠くなります。昼食を食べすぎたからだろうか。昨晩の睡眠が足りなかったからだろうか。そう考えてコーヒーを飲んで乗り切ろうとするのに、眠気はなかなか消えてくれません。そういう経験は、多くの人に身に覚えがあるのではないでしょうか。私もかつて医薬品・化粧品の工場で働いていた頃はそういう時がありました。この時間帯の眠気は、実は食事も睡眠不足も直接の原因ではない場合があります。それは、人間の体に備わった体内時計が、午後の特定の時間帯に覚醒水準を下げる仕... -
隣の芝は、本当に青かった──光学と脳科学から読み解く、比べる心の正体
整える暮らしの断片
友人のSNSを見て、なんとなく気分が沈んだことはないでしょうか?転職した同期が充実した毎日を送っているように見えたり、あの選択をしていれば自分も違う場所にいたかもしれないと感じたり。隣の芝はいつも青く見える、という感覚は、多くの人が一度は経験しているのではないかと思います。自分の足元の芝を見れば、枯れた箇所や雑草が目に付く。そして、手入れの大変さもわかっている。それなのに、なぜ隣の芝は青々と輝いて見えるのか。手入れをさほどしているようには見えないのに。芝の種類が違うのだろうか... -
少量のお酒で頭が冴える気がする。あの感覚は気のせいではなかった
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ほんの少しだけお酒を飲んだ夜のこと。なぜかいいアイデアが浮かんだ。あるいは、詰まっていた物事に解決の糸口が見つかったり、ずっと引っかかっていたことが、すっきりとつながった気がしたり。なんか頭がかえって回る気がする。そんな経験はありませんか?そしてそれは飲み会の席ではなく、一人で静かに少しだけお酒を飲んだときに起きやすい気がしませんでしょうか。私もかつて仕事に追われていたときによく家に持ち帰って、お酒を片手に仕事を進めると、思いのほか順調に進んで、変に病みつきになっていたの...
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