集中力を育てる– tag –
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スマホに振り回されない。依存を断ち切るための心理理解と実践ステップ
整える暮らしの断片
SNSのチェックが止まらない。「あとひとつだけ」と思って開いたフィードを、気づけば30分スクロールしている。仕事の合間にスマホを確認するつもりが、また別の通知に引き込まれていた。夜、寝ようと布団に入っても、手がスマホに伸びる。そのたびに、「また今日もだめだった」と思う。やめたい。でも、やめられない。その感覚を「意志の弱さ」だと思っている人は多いものです。でも、少し立場を変えて考えてみてください。スマートフォンのアプリは、人間が使い続けるように設計されています。行動科学・認知心理... -
動画で学ぶ資格勉強、”どう観るか”で変わること
調べる・記録する・伝える
「ぜんぜん覚えていない⋯」そんな感覚に悩まされていませんか?動画講義をちゃんと観て、レジュメや付属の参考書も眺めた。それなのに翌日になると内容が霞んでいる。何周かしたはずなのに、模擬試験の問題を前にするとどこか曖昧なままで、自分の中に知識が積み上がっているのかどうか確信が持てない——。動画学習には明らかな強みがあります。通勤中でも、夜のわずかな時間でも、自分のペースで進められる。繰り返し観ることができる。テキストだけでは伝わりにくいニュアンスも、講師の声やスライドを通してすっ... -
眠くなるとき、体の中では何が起きているのか──深部体温と頭寒足熱の科学
整える暮らしの断片
布団に入ったのに目が冴えたまま、天井を見つめて時計を気にする。ようやく眠れたと思っても夜中に目が覚めて、朝になっても頭が重い。そんな夜を繰り返した経験のある方はきっと多いと思います。「眠れない」と感じるとき、その原因をストレスや疲れのせいにしてしまうことが多いかもしれません。もちろんそれも関係しています。しかし実は、体の物理的な状態が眠れるかどうかを大きく左右していたりもします。なかでも見落とされやすいのが「体温」の動きです。人は体温が下がることで眠くなります。これは感覚... -
席を変えるだけで、本当に学びは変わるのか──座席位置と配置の科学
調べる・記録する・伝える
講義やセミナーの会場に入ったとき、「どこに座ろうか」とほんの少し迷った経験はないでしょうか?「なるべく目立たない場所にしよう」「端のほうが気楽でいい」「空いているところでいいや」──そんなふうに、席を決めてしまうことも多いと思います。ですが、その選択が学びの質に影響している可能性があるとしたら、どうでしょう。「前に座ると集中できる気がする」という感覚論ではなく、教育研究の分野ではこのテーマに関する実証的なデータが数多く積み重ねられています。座席の位置と成績の関係、配置が行動... -
「自然に目が覚めるまで眠る」と、睡眠不足は変わるのか?
整える暮らしの断片
たっぷり寝ているはずなのに、昼過ぎには眠気がやってくる。睡眠時間は7時間確保しているのに、疲れが抜けきっていない感覚が続く――。そういうとき、「睡眠が浅いのだろうか」「もっと長く寝るべきなのだろうか」と考えてしまいます。ただ、その前に一つ確認してほしいことがあります。『毎朝、どうやって目を覚ましているか』ということです。アラームが鳴った瞬間に起き上がる生活が続いていると、体が本来必要としていた眠りの途中で毎朝切り上げている可能性があります。その「切り上げ分」が少しずつ積み重な... -
「スマホ認知症」とは?集中力・記憶力の低下に潜む“脳疲労”の正体
整える暮らしの断片
スマホを見ていないのに、頭がなんとなく休まらない。覚えたはずのことが、すぐに抜けていく。人の名前が出てこない。さっきまで考えていたことが飛ぶ。何かをしようとして画面を開いたら、目的を忘れていた。そういう経験が、日常の中に増えていないでしょうか。昨今、「最近、自分は少しおかしいのかもしれない」と感じている人は少なくないと思います。でも、その変化は突然やってきたものではなく、スマートフォンとの付き合い方が長年にわたって脳に積み重ねてきたものである可能性があります。この記事では... -
写経の効果は”信仰”じゃなかった──脳科学と心理学で読み解く、整う理由
整える暮らしの断片
写経という言葉に、どんなイメージを持っているでしょうか。お寺の本堂、白い衣、線香の煙。あるいは、信仰に厚い方がひたすら筆を走らせている光景。そういったイメージが浮かぶ方が多いかもしれません。「信仰のある人がするもの」「自分には縁遠いもの」という感覚があるのではないでしょうか。ところが、手書きの効果を脳科学の観点から調べていたとき、祈りという行為の心理的な仕組みを追っていたとき、マインドフルネスがなぜ心に効くのかを読み解いていたとき──それぞれ別の文脈で調べ始めたはずなのに、... -
脳は目から疲れている──目を閉じることが持つ、意外と小さくない効果
整える暮らしの断片
画面を長時間見続けたあと、そっと目を閉じると、息をついたときのような感覚があります。あれは気のせいではありません。日常の中で「目が疲れた」と感じる機会は、以前より確実に増えています。スマートフォン、パソコン、テレビ、街の電光掲示板(デジタルサイネージ)、電車の案内ディスプレイ。意識していなくても、目には絶え間なく何かが飛び込んできます。そして脳は、目から入ってきた情報を、ずっと処理し続けています。この記事では、「目を閉じる」という行為が脳に何をするのかを、視覚処理の仕組み... -
瞑想は何のためにするのか──初心者が知っておきたい、始め方より大切なこと
整える暮らしの断片
瞑想を試したことがある人に話を聞くと、「やってみたけど雑念ばかりで挫折した」という声が少なくありません。目を閉じた途端に仕事の締め切りのこと、返していないメッセージのこと、夕食のことなどが次々と浮かんでくる。「こんなに頭が騒がしいようでは、自分には向いていないのかもしれない」と感じて、そっと目を開けてしまう。あるいは、「何となく良いと聞いたから始めてみたけど、何が変わっているのかよくわからない」という声もあります。結局のところ、やってはみたけれども続かなかった──。続かない... -
シャワー中にひらめくときと、ただ眠くなるとき──ぼーっとするときの脳の違い
整える暮らしの断片
シャワーを浴びているときや湯船に浸かってぼーっとしているとき、ふと良いアイデアが頭に浮かんだことはありませんか。あるいは、何もしないでぼーっとしていたら、いつの間にか眠くなっていた、という経験も。どちらも「ぼーっとしている」状態のように見えますが、脳の中では、まったく異なることが起きています。同じように見えるその時間の中に、実は二種類の状態が存在している──このことが、近年の脳科学研究によって少しずつ明らかになってきました。 ぼーっとしているとき、脳は休んでいるわけではない ...
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