2025年1月– date –
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集中できないのには、理由がある。脳と環境が示すこと。
整える暮らしの断片
「今日こそ集中しよう」と決めて机に向かったのに、気がつけばスマートフォンを手に取っていた。やることはわかっているのに手が動かない。それどころか、集中できている人と自分のあいだに、何か根本的な違いがあるような気がしてしまう。こうした経験を「自分の意志が弱い」という言葉で片づけてきた人は多いはずです。でも、集中できないことには、意志や性格とはまったく別の次元で説明できる理由があります。脳の注意システムがどう動くか、環境がどのように認知に影響するか——そういった仕組みを知ることで... -
目標は、立て方で変わる。立て方で変える。心理学で考える目標設計
整える暮らしの断片
年が変わるとき、あるいは何かの節目を迎えるとき、「今度こそ」という気持ちが胸の中に湧いてくることがあります。ダイエットしたい、本を読む習慣をつけたい、資格を取りたい、もっと丁寧な暮らしをしたい。その気持ち自体は本物で、決して嘘ではありません。ただ、辛い現実で見ると、目標というものは立てるだけでは動き出しません。どんなに強い気持ちで立てた目標でも、形の整っていない目標は、日常の中でじわじわと存在感を失っていきます。この記事では、「目標をどう立てるか」という設計の部分に焦点を... -
読書が処方される時代──ビブリオセラピーと、本が心に届くメカニズム
整える暮らしの断片
気持ちが落ち着かない夜に、なんとなく本を手に取ったことはありませんか?読み終えて、特に何かが解決したわけでもないのに、少しだけ息がしやすくなった──そんな経験に、思い当たる方もいるのではないでしょうか。「本を読むと楽になる気がする」という感覚は、気のせいでも、現実逃避でもありません。読書がもたらす精神的・認知的な効果は、脳科学・心理学・情報科学などの分野で研究が積み重ねられており、今や医療・福祉の現場で「処方」される実践にまでなっています。この記事では、「ビブリオセラピー(... -
わたしたちが植物を手元に置きたくなるのは、本能だった?
整える暮らしの断片
部屋に観葉植物を置いている人に、なぜ置いているのかを尋ねると、多くの方が「なんとなく落ち着くから」「あると癒される気がして」と答えます。明確な理由があるというよりも、なんとなくそこに置きたくなる、という感覚です。この「なんとなく」は、実は長年にわたって科学者たちが真剣に研究してきたテーマです。人間はなぜ植物の近くにいると落ち着くのか。なぜ緑のある空間を好むのか。その答えとして現在もっとも有力とされているのが、「バイオフィリア仮説」と呼ばれる考え方です。これは単なるインテリ... -
もう年末だ。そのそわそわには、ちゃんと根拠がありました。
整える暮らしの断片
年末になると、なんとなく気持ちが急いてくる感覚を覚えたことはありませんか?大掃除をしなければ、年賀状を書かなければ、おせちの予約はまだだった、年内に連絡しておきたい人がいる──。やるべきことが次々と頭に浮かんできて、気がつけば師走という言葉そのままに、追いかけられているような感覚になっています。不思議なのは、これが毎年繰り返されることです。昨年も同じように年末を迎えたはずなのに、今年もまた「もう年末か」と驚き、あのそわそわした感覚に追いかけられます。なぜ毎年こんなにも気忙し...
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