こころと向き合う– tag –
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心理学は他人を動かすためにあるのか──自分の心のクセを照らす、もう一つの使い方
調べる・記録する・伝える
「断るつもりだったのに、気づいたら引き受けていた。」 「自分の意見があったはずなのに、その場の流れに乗ってしまった。」 「特に必要でもないのに何かを買ってしまった。」そういった経験が、一つや二つ思い当たる人は多いのではないでしょうか。心理学の本やSNSが普及した今、心理テクニックに関する様々な言葉を目にする機会は増えています。ところが不思議なことに、テクニックの名前を知っていても、いざその場面になると自分でも気づかないうちにそれに乗ってしまっています。また、「わかっているのに、... -
聴き上手は、なぜ得をするのか──話を”受け取る”ことが関係と知識を同時に育てる理由
整える暮らしの断片
「ちゃんと聴こうとしているのに、途中でどう返せばいいかわからなくなる。」そんな経験は、一度や二度ではないかもしれません。相手が話し続けているとき、頭のどこかで「次に何を言おう」「どう返そう」と考え始めて、かえって話の内容が入ってこなくなる。気がついたら相づちだけになっていた、という具合に——。でも、この聴くという行為。これが、相手のために我慢することではないとしたらどうでしょうか?実は、うまく聴けている人は、聴くことで得ているものがあります。 聴き上手が得ているもの 聴き上手... -
子どもの心と行動に寄り添う|発達心理学から見る成長の捉え方
整える暮らしの断片
「どうしてこんなことをするの?」「うちの子、他の子とちょっと違う気がする」――。子どもと接するなかで、戸惑いや不安を抱えた経験はありませんか?子どもの行動には、すべて理由があります。しかしそれは、親の目に見える形では表れないことも多く、「よくわからないまま怒ってしまった」「本当は寄り添いたかったのに…」と悩む方も少なくありません。発達心理学は、子どもの“心の成長の道すじ”を見つめる学問です。私自身、司書課程で児童サービス論を学び、読み聞かせなどを通じて多くの子どもたちと接するな... -
「自然に目が覚めるまで眠る」と、睡眠不足は変わるのか?
整える暮らしの断片
たっぷり寝ているはずなのに、昼過ぎには眠気がやってくる。睡眠時間は7時間確保しているのに、疲れが抜けきっていない感覚が続く――。そういうとき、「睡眠が浅いのだろうか」「もっと長く寝るべきなのだろうか」と考えてしまいます。ただ、その前に一つ確認してほしいことがあります。『毎朝、どうやって目を覚ましているか』ということです。アラームが鳴った瞬間に起き上がる生活が続いていると、体が本来必要としていた眠りの途中で毎朝切り上げている可能性があります。その「切り上げ分」が少しずつ積み重な... -
子どもの足に、靴は早すぎるのか──裸足育児と発達科学が示すもの
整える暮らしの断片
靴を嫌がって脱ぎたがる子。靴下をすぐに引っ張って取ってしまう子。そんな場面に接したとき、困った行動だと感じることが多いかもしれません。ただ、発達という観点から見ると、子どもが裸足を求める行動には、足裏が成長段階で担う役割と深く関わる理由があるようです。この記事では、子どもの足の発達と裸足の関係を、感覚発達・足の構造・科学的研究の視点から読み解きます。靴を履かせることが当たり前になっている現代の子育て環境の中で、一度立ち止まって考えてみる価値のある問いが、そこにはありました... -
炭酸を飲むと気持ちいいのはなぜ?──その感覚の仕組みを解きほぐす
整える暮らしの断片
缶を開ける音、グラスに注いだときの泡立ち、口に含んだ瞬間のシュワッとした刺激。炭酸水を飲んだときの、あの独特の感覚には、なんとも言えない気持ちよさがあります。甘くも酸っぱくもない。香りがあるわけでもない。それなのになぜか、飲んだあとに気分がすっきりする。気力が落ちているときに一口飲むと、妙に気持ちが切り替わる感覚がある。そういった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。この「気持ちよさ」の正体は、意外にも痛みの仕組みと深く関わっています。炭酸が口の中で何をしているのか... -
「スマホ認知症」とは?集中力・記憶力の低下に潜む“脳疲労”の正体
整える暮らしの断片
スマホを見ていないのに、頭がなんとなく休まらない。覚えたはずのことが、すぐに抜けていく。人の名前が出てこない。さっきまで考えていたことが飛ぶ。何かをしようとして画面を開いたら、目的を忘れていた。そういう経験が、日常の中に増えていないでしょうか。昨今、「最近、自分は少しおかしいのかもしれない」と感じている人は少なくないと思います。でも、その変化は突然やってきたものではなく、スマートフォンとの付き合い方が長年にわたって脳に積み重ねてきたものである可能性があります。この記事では... -
スマホやAIに頼りすぎると、思考力が崩れる──。その静かな崩壊に、あなたは気づいていますか?
調べる・記録する・伝える
なんとなく集中できない。 言葉が出てこない。考えている"つもり"なのに、話し終えたあとに何も残っていない──。そういった感覚を、最近覚えることはありませんか?スマートフォンやAIが日常に溶け込んだ今、答えはいつでも手の中にあります。わからないことがあれば検索し、文章が思い浮かばなければAIに出してもらい、判断に迷えば誰かの意見をSNSで探す。どれも、今の暮らしでは当たり前の行動です。ただ、その当たり前の積み重ねの中で、「自分の頭だけで何かを考える」という機会は、以前よりも確実に減って... -
夢を記録すると、夢は変わるのか?
整える暮らしの断片
目が覚めた瞬間、夢の内容が綺麗に消えていく。なんかいい夢を見ていたような気がする。そう感じながら思い出そうとすると、断片だけが浮かんでは消え、数分後には何も残っていない。あれほどリアルだったはずの映像が、どこへ行ってしまったのか——。そんな経験から、夢を記録することを始めた人もいるかもしれません。枕元にノートを置いて、目が覚めたらすぐに書き留める。続けているうちに、「夢をよく覚えられるようになってきた気がする」「最近、夢の種類が変わった気がする」という感覚を持つことがありま... -
瞑想は何のためにするのか──初心者が知っておきたい、始め方より大切なこと
整える暮らしの断片
瞑想を試したことがある人に話を聞くと、「やってみたけど雑念ばかりで挫折した」という声が少なくありません。目を閉じた途端に仕事の締め切りのこと、返していないメッセージのこと、夕食のことなどが次々と浮かんでくる。「こんなに頭が騒がしいようでは、自分には向いていないのかもしれない」と感じて、そっと目を開けてしまう。あるいは、「何となく良いと聞いたから始めてみたけど、何が変わっているのかよくわからない」という声もあります。結局のところ、やってはみたけれども続かなかった──。続かない...
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