文字は紙で読んだほうが間違いなく良いのではないかと思った話

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先日、FP2級の試験を受けに行ってきたんです。
簿記3級もFP3級もCBT(Computer-Based Testing)方式で受けられるので、大規模な試験会場で受ける試験は本当に久しぶりでした。(ちなみに、FP2級もまもなくCBT方式で受験ができるようになるようです。)

あの独特の張り詰めた空気ってやっぱり緊張しますね。あと、試験会場の大学特有のあの狭い座席!あれ、窮屈に感じちゃってなんか苦手です。

試験時間は、

  • 学科試験10:00〜12:00(120分)
  • 実技試験13:30〜15:00(90分)

というスケジュールで、それぞれ、試験開始から60分が経過すると途中退出ができるようになります。
で、試験終了10分前になると途中退出できなくなります。

午前の試験は、昼食を考えるとお店が混んだりするので、途中退出できるようであればしたほうが良いかもでした。

それから、受験票に証明写真貼付欄があるのですが、「運転免許証などの写真付本人確認書類があれば不要」ということで、試験時には受験票と一緒に運転免許証を机に並べました。なので、受験票に写真はなくても大丈夫でした。

あ、でもFP2級の紙での試験は今回が最後みたいなので、あまり役に立たない情報ですね…。

目次

紙で読んだほうが良いのではないかと思った話

さて、ここからタイトルの話になるのですが、わたくし、FP2級の勉強をするのに「ほんださん / 東大式FPちゃんねる」でインプットをし、アウトプットにはFP2級ドットコムさんの過去問道場でひたすら過去問を解いていたんです。
PC一つで完結する勉強方法でやっていたわけです。

過去問では、正解不正解を問わず全ての解説を読むようにしていたんですね。
ですが!!!なんか問題を解いても解いても、解説を読んでも読んでも、今ひとつ頭に情報が入っているような気がしなかったんです。何度も過去問を繰り返すので、視覚的には覚えてきている感覚はあったのですが、それでも、脳の奥深くに刻まれていないような、そんな感覚がありました。

そのためか、見覚えがある問題だ!とは判断ができるのですが、答えが全然導き出せないという状況に陥ったんです。

自分なりに考察してみたのですが、FP3級は”知っているかどうか”が主だったのもあって、問題も解答も視覚的に覚えていれば解けたのに対し、FP2級は”正しい(or間違っている)のはどれか”という読解の世界。読解できないから解けないし覚えられないのでは…?と。

もうね、何度やっても覚えられない問題は、キーワードを軸に雰囲気で覚えたような形となりました。

実際に紙で試験を受けた際に、問題文も選択肢もしっかりと頭の中に入ってきて、なんというか…「そうそう、これだよこれ!この感覚だよ!!」みたいなしっくり来た状態になりました。(抽象的で済みません…)
過去問を解いた時間は無駄にはなっておりませんが、案の定、「この問題、過去問で出てた!!!」とわかっても、視覚的に覚えているため正しく情報を引き出すことはできませんでした。

先日、「電子書籍vs紙の本」っていう記事を書いたのですが、頭にしっかりと入れたい情報はやはり紙が良いのかもしれませんね。あと、紙の本で読書する時間を設けるのも大切なのかもしれません。

と、FP試験を受けて思った話でした。

以下はFP試験(FP技能検定)に関する概要です。(2025/1/31時点)

FP技能検定とは

FP技能検定は、個人や企業の資産管理やライフプランニングに関する知識と技能を評価する国家検定試験です。試験は1級、2級、3級の3つの等級に分かれ、それぞれ学科試験と実技試験が実施されます。試験は主に日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つの団体が実施しています。

わたしが受けたのはFP協会のほうの試験になります。

試験の構成

FP技能検定は、学科試験と実技試験の2つで構成されています。等級や実施団体によって試験内容や形式が異なります。

(1)学科試験

  • 出題形式:マークシート方式
  • 試験時間:等級により異なります
  • 出題範囲:以下の6分野
    1. ライフプランニングと資金計画
    2. リスク管理
    3. 金融資産運用
    4. タックスプランニング
    5. 不動産
    6. 相続・事業承継

(2)実技試験

  • 出題形式:等級や実施団体によって異なります
  • 試験内容:事例形式で、具体的なケースに基づく問題が出題されます

実技試験の科目は、実施団体や等級によって異なります。例えば、2級では以下の科目があります。

  • 日本FP協会:資産設計提案業務
  • きんざい:個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務

受検申請時に希望する科目を選択します。

受検資格

  • 3級:FP業務に従事している者または従事しようとしている者
  • 2級:以下のいずれかに該当する者
    1. 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者
    2. 3級FP技能検定の合格者
    3. FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 1級:以下のいずれかに該当する者
    1. 2級FP技能検定の合格者で、かつFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
    2. FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
    3. CFP®認定者 lec-jp.com

試験日程

3級:CBT方式にていつでも受験可能。
2級:2025年4月1日より、CBT方式に完全移行。紙の試験は2025年1月26日が最後だったようですね。
1級:年3回(1月、5月、9月)実施

合格基準

  • 学科試験:満点の60%以上の得点
  • 実技試験:満点の60%以上の得点

ただし、1級の学科試験は基礎編と応用編があり、合計で60%以上の得点が必要です。

受検手数料

  • 3級
    • 学科試験:4,000円
    • 実技試験:4,000円
  • 2級
    • 学科試験:5,700円
    • 実技試験:6,000円
  • 1級
    • 学科試験:8,900円(きんざい)
    • 実技試験:20,000円(日本FP協会)、28,000円(きんざい)

FP試験は、金融や保険、不動産など多岐にわたる知識を学べる試験ですので、3級の知識だけでも持っておくと世の中の見方がかなり変わってくるのでオススメです。

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