2026年– date –
-
褒め言葉が素直に受け取れない。その居心地の悪さの正体を心理学に聞いてみた
はたらくときのまなざし
「上手だね!」「すごいじゃないですか!」「さすが!」──そう言われたとき、あなたはどう返しますか。「いえいえ、そんなことないです」と即座に否定する。「たまたまです」「運がよかっただけで」と偶然のせいにする。「ありがとう」と口では言いながら、胸の中にどこか落ち着かない感覚が残る。謙遜するのはかえって良くないという情報もどこかで見たことがあるような気もするけれども⋯。褒められているのに、嬉しさよりも先に居心地の悪さが来る。そんな経験を持つ人は、決して少なくないと思います。むしろ、... -
“書き味”は紙で決まる?|摩擦と脳から読み解く筆記具×紙の相性ガイド
調べる・記録する・伝える
「同じペンなのに、紙を変えただけで感触が違う」そんな経験はありませんか?書き味の良し悪しは、ペンの性能だけで決まるものではありません。紙の表面構造、摩擦の強さ、インクの吸収性──それらの物理的な違いが、私たちの指先を通して脳に伝わり、「心地よさ」や「書きにくさ」として評価されています。筆記は摩擦と運動制御の連続です。脳は常に感覚を予測しながら手を動かしており、その予測と実際の感覚とがうまく一致したとき、人は「書き味がいい」と感じます。この記事では、紙の構造と摩擦の仕組みを手... -
なぜ信号機は三色なのか ── 鉄道から始まった色分離の制度設計
まもるしくみ、つくるしくみ
信号機の色は、交通の制度や道路環境は国ごとに異なるものの、多くの国で共通しています。赤と黄と青(緑)。この三色が用いられ、その配置や切り替わりの順序も、国際的に一定の原則が共有されています。なぜ三色なのか。二色では足りなかったのか。四色にする選択はなかったのか。信号機は、色を並べているのではありません。交通の場面で必要とされる判断を、段階として整理しているのです。その整理の仕方は、鉄道信号の体系を起点として形づくられ、道路交通の制度の中で定義されてきました。この記事では、... -
散らかった部屋は本当に創造性を高めるのか─ 研究からわかる「環境と思考」の関係
調べる・記録する・伝える
部屋が散らかっていると、どこか落ち着かない。片付けなければ集中できない気がする。そんな感覚を覚えたことがある人は多いはずです。一方で、きれいに整えた机に向かっても、なぜか考えがうまくまとまらないと感じる場面もあります。近年、心理学研究の紹介記事などで、散らかった部屋のほうが創造性を高める可能性があるという話が取り上げられることがあります。偏見なのかもしれませんが、確かに思い浮かぶ研究者や科学者の机の上は割と散らかっている印象があったりしますね。ただ、ここで本当に考えるべき... -
身近な人にショックを受ける理由は「期待が崩れたから」だけだった
調べる・記録する・伝える
身近な人の言動に、必要以上に心が揺れてしまった経験はないでしょうか?言われた言葉を何度も思い返したり、翌日になっても気持ちが落ち着かなかったり。そのわりに、あとになって出来事そのものを振り返ると「これだけのことで?」と自分でも首をかしげたくなるような、些細なことだったりします。そうすると今度は、「自分が気にしすぎているのかもしれない」「こんなことで動揺するのは、心が弱いせいだ」という考えが浮かんできます。ただ、その解釈はおそらく的を外してしまっています。身近な人の言動によ...
12
.webp)