こころと向き合う– tag –
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時間に追われる生活に疲れたあなたへ。“時計を見ない暮らし”で見えた5つの自由
「あと5分しかない」「もうこんな時間…」気づけば一日に何度も時計を見ては、焦りやストレスを感じていませんか?現代の私たちは、スケジュールや締切に追われ、時間そのものに支配されながら生きています。ですが、もし“時計を見ない”という選択をしたら、暮らしはどう変わるのでしょうか。本記事では、実際に「時計を見ない生活」を1週間だけしてみて得られた体験から、心と行動に起きた5つの変化をご紹介します。時間に追われる日々から少し距離を置き、もっと自由に、もっと自然に、自分のリズムで生きていく... -
好きだったのにうんざりするのはなぜ? 脳科学で読み解く“飽きと拒絶感”
好きで何度も聴いていた曲が、ある日、「なんだかもう聴きたくない…」となってしまったことはありませんか?あるいは、国民的アニメのキャラクターをテレビで見て「なんか見たくないな…」と。これらは、「飽き」によるものですが、なぜ、かつて好きだったものが、うんざりする対象へと変わってしまうのでしょうか。そこには脳の働きが深く関わっています。本記事では「飽き」が「拒絶感」や「うんざり感」に変わるメカニズムを脳科学の観点から解説し、身近な体験と結びつけて考えていきます。 「好きだったのに避... -
言葉にできないモヤモヤを味方に—心の声を取り戻すコミュニケーション術
会話の最中に「なんとなくしっくりこない」と感じたり、人とのやりとりで理由の分からないモヤモヤが残ったりすることはありませんか。こうした違和感は誰にでも起こる身近な感覚ですが、うまく言葉にできないまま心に抱え込むと、ストレスにつながったり、大切なサインを見逃したりすることがあります。この記事では、違和感が生まれる心理的な背景、その感覚が持つ意味、そして言葉にして伝えるための具体的な方法を紹介します。モヤモヤを味方につけることで、自分の気持ちを整理し、人とのコミュニケーション... -
香りが記憶を呼び覚ますのはなぜ?プルースト効果と脳科学で読み解く“香りの記憶”の正体
ふとした香りが、思いがけず過去の記憶を鮮やかに蘇らせた──そんな体験をしたことはありませんか?たとえば、道すがら漂ってきた香水の匂いで初恋の人を思い出したり、焼き菓子の香りで幼い頃の家庭の風景がよみがえったり。香りはまるで“記憶のスイッチ”のように、自分でも忘れていたような心の奥にしまわれていた出来事や感情を一瞬で引き出します。この現象は「プルースト効果」として知られ、文学的な比喩に使われることにとどまらず、脳科学の領域でもそのメカニズムが明らかにされつつあります。香りが記憶... -
音がうるさく感じるのはなぜ?音の快・不快と音過敏を科学的に解説
日常生活の中で「この音、なんだか苦手だな」と感じたことはありませんか?電車のブレーキ音や食器のぶつかる音、あるいは誰かの話し声──特段大きな音ではないのに、なぜか強い不快感を覚える音があります。(わたしは電話の音とインターホンの音が特に苦手です。)同じ音でも、人によって感じ方が異なるのはなぜなのか。「音がうるさい」と感じやすい人と、そうでない人のあいだには、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、音の快・不快を分ける3つの物理的な要素を起点に、心理や神経の働き、そして... -
お経とは何か?種類・代表的経典・宗派ごとの違いと暮らしに活かすヒント
お葬式や法事の場で耳にする「お経」。独特の響きを持ち、まるで呪文のようにも聞こえるお経ですが、その意味について深く考えたことはありますか?そもそも、なぜ「お経を唱えるのか?」「お経に意味があるのか?」など、考え出すと様々な疑問が出てくるかと思います。実は仏教には3000種類を超える経典が伝わっており、宗派ごとに重視するお経が異なります。こうした違いには、それぞれの教えの特色や、長い歴史の積み重ねが映し出されています。この記事では、「お経とは何か」という基本的な問いからはじまり... -
時間が早く感じるのはなぜか──年齢・脳・感情から解き明かす2つの科学的仕組み
「気づけばもう夜になっていた」「この一年が本当にあっという間だった」──そんな感覚を持つことはありませんか?子どもの頃には一日がとても長く感じられたのに、大人になると一週間や一年が一瞬で過ぎ去る。この現象には、ちゃんとした科学的な理由があります。ポイントは“時間が短く感じる”ことにも2つの仕組みがあるということです。ひとつは、年齢や代謝の変化によって神経の反応や脳の処理速度が遅くなり、記憶に残る出来事の数が減るために、振り返ると短く感じる仕組み。もうひとつは、楽しい体験や没頭し... -
美術館はなぜ疲れる?原因と“疲れない鑑賞”のための実践ガイド
楽しみにして出かけた美術館なのに、帰るころには足が重く、気持ちもぐったり──。満足感はあるものの、なんとも言えない疲労感が鑑賞後の余韻の邪魔をする…。「静かに作品を眺めていただけなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう?」と感じたことはありませんか。実はそれ、多くの来館者が抱える“美術館あるある”なんです。立ちっぱなしの身体的負担や、膨大な作品情報を処理する脳の疲れ、混雑のなかでの気遣いなど、知らず知らずのうちに心身が消耗してしまっているのです。この記事では、美術館で疲れる原因を... -
「自分を大切にする」は甘えじゃない|心理学で読み解く自己ケアの本質
「自分なんて、後回しでいい」「みんな頑張ってるのに、自分だけ休むなんてできない」そんなふうに、無意識のうちに“我慢すること”を選び続けていませんか?日本には、自己犠牲や忍耐を美徳とする文化が深く根づいています。ですが、自分の気持ちや疲れを置き去りにしたままでは、心も身体もやがて限界を迎えてしまいます。この記事では、「自分を大切にするのは甘えではない」というテーマを、心理学や脳科学の視点から丁寧に読み解いていきます。我慢や自己否定を手放し、健やかに生きるための“自己ケア”の本質... -
スマホに疲れた脳に効く?「平成初期の夏休み」がくれる、現代人のための“余白時間”のすすめ
ふと思ったんです。常に情報にさらされて脳が休まらない私たち。非効率だと思えていた無駄なことこそ、現代には実は必要なのかもしれないな…と。私たちの生活は、スマホを中心に大きく変わりました。便利さの一方で、気づけば一日中スクロールし続け、脳が常に働き詰めになっている──。意識していないのだけれども、ショート動画を観てしまったり、意味もなくSNSを眺めてしまったり。「なんだか疲れる」「何もしていないのに、ずっと落ち着かない」。その背景には、“余白のない暮らし”による脳の慢性的な疲労があ...