調べる・記録する・伝える– category –
ひとつの言葉から、静かに広がっていく知のかたち。
資料に触れ、情報をたどり、記録を残し、構造をなぞるように。
調べる・記録する・伝えるという営みを、
そっと見つめていく場所です。
-
知識を持つほど、伝わらなくなる──「知識の呪い」という認知バイアス
調べる・記録する・伝える
丁寧に書いたはずなのに、「何が言いたいのかわからない」と言われた。 その分野をよく知る人の説明が、なぜかひどくわかりにくかった。こういった現象は、説明する力の問題でも、言葉の選び方の問題でもありません。知識を持つことで生じる、認知上の変化が原因です。心理学と行動経済学の研究が「知識の呪い(Curse of Knowledge)」と名付けたこの現象は、書き手と読者の間に生じる断絶の正体のひとつです。知っているからこそ、伝わらなくなる。その構造を、知見とともに照らします。「なぜか、うまく相手に伝... -
読み手の脳は、ページを開いた瞬間に帰るかどうかを決めている
調べる・記録する・伝える
文章を書き終えて、公開する。アクセスはある。でも、エンゲージメント率は上がらない。つまり、ほとんど読まれていない。ヒートマップやスクロール計測のデータを見ると、多くの読者がページの上部だけを眺めて離脱しているのが可視化されます。「内容が悪かったのか」「タイトルで期待させすぎたのか」と原因を探したくなりますが、離脱の理由はそれほど単純ではありません。読者がページを閉じるかどうかは、文章の「中身」に到達するより前で、ほぼ決まっています。ページを開いた瞬間から、脳はすでに情報処... -
Google AdSenseに通った話
調べる・記録する・伝える
2回目の申請の末、Google AdSenseの審査が通ったお話。1回目は2024年9月27日に申し込んで審査結果が2024年10月11日に出ました。その頃の記事数は30記事ほど。PV数は1とか多くて5でほとんどなし。【有用性の低いコンテンツ】ということで要件を満たせませんでした。要するに『不合格』です。誰も読んでいないのだから、有用性の判断のしようがないわけですね。2回目は2024年10月18日に再審査を申込み、結果が2024年10月27日に出ました。無事に審査通過(『合格』)となりました。この時の記事数は42記事、PVは1記事... -
司書という仕事のやりがいと本音——経験者が振り返る、図書館の裏側
調べる・記録する・伝える
司書に興味を持ったとき、多くの人がまず調べるのは「仕事内容」や「資格の取り方」です。それはもちろん大切なことですが、「実際どうなの?」という部分はなかなか出てきません。私自身、司書として働いていた時期があります。短い期間でしたが、そこで経験したことは、どんな解説記事にも書いていないことばかりでした。この記事では、司書という仕事の概要を押さえながら、経験者としての視点もところどころに織り交ぜています。司書を目指している方にも、ただ図書館という場所に興味がある方にも、少し具体... -
AIと著作権——日常的にAIを使う私たちが、今確かめておくべきこと
調べる・記録する・伝える
AIで文章を書き、画像を生成し、情報を検索する。そうした行為が、いつの間にか当たり前の習慣になってきました。便利さの恩恵を受けながらも、ふと冷静に立ち止まる瞬間はありませんか?「これ、使っていいのかな」「誰かの著作権を侵害していないかな」——そんな疑問が頭をよぎったことがある方は、おそらく少なくないと思います。著作権は、AIが登場する以前から存在していた仕組みです。しかしAIの普及によって、これまで専門家やクリエイターだけが意識していた問題が、日常的にAIを使うすべての人に開かれた... -
文章がわかりにくいと言われても、どこが悪いのかわからない
調べる・記録する・伝える
文章がわかりにくいと言われた経験、ありませんか?あるいは、自分では丁寧に書いたつもりなのに、読み返してみたら何が言いたいのかよくわからなくなっていた、ということも。そういうとき、一番困るのは「どこが悪いのかがわからない」ことです。わかりにくいと言われた、でも、どこをどう直せばいいのかが見えない。そのまま「自分は文章が苦手だから」という結論に落ち着いてしまう。ですが、司書として情報管理に携わり、工場で多くの文書を管理してきた経験から言うと、文章が伝わらない理由は、才能や文章... -
AI感をなくす文章術|AIに書かせた文章に、あなたは存在していますか
調べる・記録する・伝える
AIを使って文章を書いているとき、こんな経験はないでしょうか。生成された文章を読み返してみると、文法は正しいし、情報も一通り揃っている。なのに、どこか「空洞」のような感触があって、結局ほとんど書き直してしまう。あるいはそのまま公開したものの、思ったより反応が薄くて、なぜだろうと首を傾げてしまう。その「何か」の正体を、この記事では一緒に考えてみたいと思います。AI文章術を解説するコンテンツは、検索すればたくさん出てきます。「こう直せばいい」「このプロンプトを使えばいい」という情... -
今さら聞けない?!検索ノウハウ
調べる・記録する・伝える
いよいよ何でもネットで調べる時代になってきましたね。いよいよ…?iPhoneが出始めた頃はまだまだ「ネットで調べたことは、信じ切らないように」と言った教えが主流でした。もちろん、今でも鵜呑みにしてはいけないと思うのですが、それでも情報の精度というのは非常に安定したのでは?と思います。今や何でもネットで調べる時代とは良く言ったものです。さて、今回は情報検索のプロと言っても過言ではない司書の資格を保有する私が、ネットで調べるって言うけど、「そもそも何をどう調べたら良いのかわからない…」と...
.webp)