2024年– date –
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なぜ副業は続かないのか──意志に頼らない、仕組みの話
はたらくときのまなざし
副業を始めようと決意した日のことを、覚えているでしょうか。スマートフォンで情報を調べ、手帳にスケジュールを書き込んで、「今度こそ」と気持ちを整えたあの夜。あるいは、知人が副業で収入を得ていると聞いて、「自分にもできるかもしれない」と感じた、あのわずかな高揚感。最初の数日は本当に順調でした。決めた時間に作業できて、少しずつ形になっていく感覚があって、「続けられそうだ」という手応えさえあったような記憶も。それがいつの間にか、手が止まっていました。タスクリストにやるべきことが残... -
AIと著作権——日常的にAIを使う私たちが、今確かめておくべきこと
調べる・記録する・伝える
AIで文章を書き、画像を生成し、情報を検索する。そうした行為が、いつの間にか当たり前の習慣になってきました。便利さの恩恵を受けながらも、ふと冷静に立ち止まる瞬間はありませんか?「これ、使っていいのかな」「誰かの著作権を侵害していないかな」——そんな疑問が頭をよぎったことがある方は、おそらく少なくないと思います。著作権は、AIが登場する以前から存在していた仕組みです。しかしAIの普及によって、これまで専門家やクリエイターだけが意識していた問題が、日常的にAIを使うすべての人に開かれた... -
IPOの補欠当選|仕組みから読み解く現実
日々の端に咲くこと
抽選結果を開いたとき、「当選」でも「落選」でもなく「補欠当選」という文字が並んでいた。これは⋯良い結果なの⋯か⋯?でも、落選ではないから終わりではない。宝くじを買ってから結果を待つような、試験を受けてその結果を待つような——あの宙ぶらりんな数日間が始まる。繰り上げの可能性はどのくらいあるのか。調べてみると、意外と明確な答えが出てこない。数字を示しているページはあっても、その根拠を辿ると証券会社の公式発表には行き着かない。わかるのは「可能性はゼロではない」という言葉だけ。私が初め... -
文章がわかりにくいと言われても、どこが悪いのかわからない
調べる・記録する・伝える
文章がわかりにくいと言われた経験、ありませんか?あるいは、自分では丁寧に書いたつもりなのに、読み返してみたら何が言いたいのかよくわからなくなっていた、ということも。そういうとき、一番困るのは「どこが悪いのかがわからない」ことです。わかりにくいと言われた、でも、どこをどう直せばいいのかが見えない。そのまま「自分は文章が苦手だから」という結論に落ち着いてしまう。ですが、司書として情報管理に携わり、工場で多くの文書を管理してきた経験から言うと、文章が伝わらない理由は、才能や文章... -
AI感をなくす文章術|AIに書かせた文章に、あなたは存在していますか
調べる・記録する・伝える
AIを使って文章を書いているとき、こんな経験はないでしょうか。生成された文章を読み返してみると、文法は正しいし、情報も一通り揃っている。なのに、どこか「空洞」のような感触があって、結局ほとんど書き直してしまう。あるいはそのまま公開したものの、思ったより反応が薄くて、なぜだろうと首を傾げてしまう。その「何か」の正体を、この記事では一緒に考えてみたいと思います。AI文章術を解説するコンテンツは、検索すればたくさん出てきます。「こう直せばいい」「このプロンプトを使えばいい」という情... -
ブログで稼ぐ前に知っておきたい、情報の質と仕組みの話
はたらくときのまなざし
ブログで稼ぐ方法を検索したことがある人は、おそらく同じ体験をしたことがあるのではないでしょうか。検索結果を開くと、どこを読んでも似たような情報が並んでいます。アフィリエイトの始め方、AdSenseの審査を通過するためのコツ、SEOに強い記事の書き方、収益化までの目安期間。書いてあることは間違っていないのに、読み終えると「で、自分はどうすればいいんだろう」という感覚だけが残ってしまう。情報が足りないのではありません。むしろ多すぎるくらいあります。それでも前に進めない理由のひとつは、手... -
ブログのジャンルが決まらないのは、なぜか――「選べない」を心理学から読み解く
はたらくときのまなざし
副業としてブログを始めてみようと思い立ち、少し調べてみる。どこを見ても「まずジャンルを決めることが重要」と書いてある。なるほど⋯ジャンルか、と思って考え始める。転職、美容、投資、節約、料理、資格、旅行、ガジェット、子育て……候補はいくつも浮かぶ。でも、どれにしようかと考えているうちに時間だけが過ぎていく。「もう少し情報を集めてから決めよう」と思いながら、気づけば数週間、あるいは数ヶ月が経っていた――そういう経験をしたことのある人は、決して少なくないはずです。これはまさしく、『ブ... -
なぜ米国企業は60年以上、配当を増やし続けられるのか――「会社は誰のものか」から読み解く米国株の背景
投資とわたしのペース
コカ・コーラが、毎年配当を増やし続けて60年以上になります。P&Gも同様に60年以上。歯磨き粉「コルゲート」で知られるコルゲート・パルモリーブも60年超、カリフォルニア州を地盤とする水道・電力会社のアメリカン・ステーツ・ウォーターにいたっては、70年以上の連続増配記録を現在も更新し続けています。70年以上とはどれほどの期間でしょうか。1950年代にはじまり、オイルショックも、ブラックマンデーも、ITバブル崩壊も、リーマンショックも、コロナ禍もすべてその中に含まれます。世界経済が激しく揺れ... -
「好きな会社の株を買いたい」——その感情の正体と、投資のあいだで起きていること
投資とわたしのペース
好きなブランドの商品を、何年も使い続けている。気づけばそのサービスを毎日受けている。株式投資に興味を持つと、ふと「この会社は上場しているのだろうか」と考えたりします。そしてそんなとき、「この会社の株主になりたい」という気持ちが浮かんだりします。「株主になりたい」——その気持ちの根っこには、好きな会社を応援したいという感情があるのではないでしょうか。そしてその感情は、株式投資という仕組みが本来想定してきた投資家の姿と、じつは深いところで重なっています。その感情が動くとき、脳の... -
投資信託を続けているのに手応えがない?それは錯覚かもしれない
お金のまなび舎
毎月、決まった日に積立が実行される。口座に入金して、設定した金額が自動で動いていく。はじめのころは、それだけで少し誇らしかった。でも、半年が経ち、1年が経ち、ふと口座を開いてみる。「あれ、思ったよりも増えていないな⋯」数字をじっと見ながら、どこか腑に落ちない感覚が残る。続けているはずなのに、手応えが⋯ない。ページを閉じながら、「本当にこれで合っているのだろうか」と、ふと不安が頭をよぎる。さぼっているわけではない。むしろ、毎月きちんと続けている。それなのになぜ、こんなにモヤモヤ...
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