2024年12月– date –
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落ち込みには、意味があった──気分が冴えないとき、体が守ろうとしているもの
整える暮らしの断片
「なんだか気分が冴えない」と気づく瞬間は、どんなときですか。朝、目が覚めてもどこか気が重たい。やらなければいけないことはあるのに、気力が湧いてこない。理由がはっきりしていればまだいいけれど、「なんとなく」としか言いようのない落ち込みが続いているとき、多くの人はまずこう考えます。「自分がおかしいのだろうか」「もっと前向きにならなければ」と。でも、立ち止まって考えてみると、落ち込みを「なくすべき不具合」として扱うことが、本当に正しい向き合い方なのかどうか、少し疑問が残ります。... -
書くことの驚くべき効果——脳科学が明かす、手書きが思考を変える理由
調べる・記録する・伝える
キーボードで文字を打つことが当たり前になったいま、ペンを手に取って何かを書く機会は確実に減っています。会議のメモもスマートフォン、アイデアの記録もデジタルノート、日々の予定管理もアプリが担う。その便利さを否定するつもりはありません。ただ、「手書きのほうがなんとなく頭に入る気がする」「手帳に書いた予定は忘れにくい」という感覚を持ったことはないでしょうか。学校でノートを手書きしていたころのほうが内容をよく覚えていた、という記憶を持つ方もいるかもしれません。その感覚は、気のせい... -
その練習が上達の邪魔をしていることがある──脳が上達を止める仕組み
調べる・記録する・伝える
「続けているのに、なぜか上手くならない。」そう感じたことは、一度や二度ではないかもしれません。文章を毎日書いているのに、伝わり方は変わらない。楽器を何年も練習しているのに、あるところから先に進めない。語学を学び続けているのに、会話になると言葉が出てこない。そういうとき、多くの人は「自分の努力が足りないのではないか」「才能がないのではないか」という結論に向かってしまいます。ですが、練習の量や意欲の問題ではない可能性があります。脳科学と認知心理学の研究が積み重ねてきた知見によ...
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