【資産運用】新NISA完全ガイド:わかりやすく解説!資産形成の新たなチャンス

finance
  • URLをコピーしました!

新NISAをまだ始めていないという方も多くいらっしゃるでしょうか?「始めてみたいけど、今からだと遅すぎない?」とか、「始めようにもよくわからない」といった声があるかなと思います。

この記事では、個人投資家のための新制度「新NISA」について、その概要から始め方、投資商品の選び方までを詳しく解説します。新NISAの特徴やメリットを知ることで、資産形成の機会を逃すことなく、堅実な投資選択ができるようになることでしょう。これから始めようと考えているみなさん、まだまだ遅くありませんよ!

簡単に概要だけ知りたい、という方はこちら

目次

NISAとは?

finance

NISAの概要

NISA(ニーサ)は、少額からの投資を行う方のために2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられました。(金融庁HPより)

NISAの種類

NISAは、2023年までは「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類が存在しましたが、2024年からは、「新NISA」としてひとまとまりの制度に拡充されました。新NISAでは、以下の2つの投資枠が設けられています。

  • つみたて投資枠:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託への投資。年間投資枠は120万円。
  • 成長投資枠:株式、ETF、REITなど、広範囲な金融商品への直接投資。年間投資枠は240万円。

ここで一つ覚えていただきたいのは、NISAというのは、口座のことを示します。いわゆるお金を保管する箱ですね。「NISA口座」と言われます。

NISAの税制優遇

NISAの最大の特長は、NISA口座の中で行われた投資によって得られる運用益が非課税となることです。通常であれば投資から得た利益には20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の税金がかかりますが、NISAを利用すれば、その引かれるはずだった金額を手元に残すことができます。

この制度は、個人の資産形成を支援することを目的としているため、これから投資を始めたい人にとって非常に美味しいものとなります。

NISAの利用対象者

NISAは、「日本国内に住んでいる18歳以上」という制約があります。また、NISA口座を持てるのは一人につき1口座のみとなります。

新NISAの特徴とメリット

investment

新NISAは、これまでのNISA制度からの進化形であり、2024年から適用された新しい制度となります。この制度は、資産形成を目指す方にとって非常に魅力的な制度です。本章では、新NISAの特長およびその利点について詳しくご紹介します。

無期限の非課税保有期間

新NISAの最も大きな特徴は、非課税保有期間が無期限であることです。これによって、投資家は長期間にわたって安心して資産を育てることが可能になります。従来のNISA制度では非課税の期間が限られていましたが、新NISAにおいては、資産を保有する限り税金を気にせずに運用することができます。

拡充された非課税投資枠

新NISAでは、年間の投資枠が大幅に引き上げられています。つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円とされ、合計で最大360万円を非課税で運用することが可能です。これは、より多くの資産を効率的に運用する上で大きな利点となっています。

売却後の非課税枠の再活用

新NISAのもう一つの魅力は、売却した投資の非課税枠が再利用できることです。投資していた銘柄を売った場合、その分の投資枠が復活し、新たな投資に非課税で資金を回すことができます。これにより、柔軟な資産運用が可能となり、投資家はより自由に投資の売買が行えるようになります。

つみたてと成長の枠併用

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を同時に活用できるため、投資家は自分自身のニーズに合わせて運用スタイルを選ぶことができます。安定した資産形成を目的とするつみたて投資と、リターンを狙った成長投資の両方を実現できる点は、従来のNISAにはなかった大きな魅力です。

幅広い投資商品の選択肢

新NISAでは、より多様な投資商品にアクセスできるため、投資家は自由に自分に適した商品を選ぶことができます。個別株、ETF、リート(不動産投資信託)など、さまざまな金融商品から自分のリスク許容度に合わせた投資が行える点は、投資の選択肢を広げる大きなポイントです。

新NISAは、これらの特長により、投資家の多様なニーズを満たしつつ、資産形成に向けた新たな環境を提供してくれます。資産を育てたいと考えている方々にとっては、非常に魅力的なものとなることでしょう。

新NISAの始め方

finance

新NISAを始めるには、まずNISA口座の開設が必要です。以下に、具体的な手順を紹介します。

ステップ1:金融機関の選定

まず、NISA口座を開設する金融機関を選びます。多くの銀行や証券会社がNISA口座を取り扱っていますが、手数料や取り扱い商品が異なるため、慎重に比較検討しましょう。

私は証券会社をオススメします!しかもネット証券をオススメします!!!理由としては、取り扱っている金融商品が銀行よりも圧倒的に多いこと、また、手数料も銀行や店舗を構えている証券会社と比べても安いからです。

ステップ2:口座開設の申し込み

選んだ金融機関のWebサイトまたは郵送でNISA口座の開設を申し込みます。この際に必要となる書類については以下のものが一般的です。

  • NISA口座申込書
  • マイナンバー記載書類
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

ステップ3:必要書類の提出

申し込みが完了したら、必要書類を金融機関にアップロードまたは郵送します。書類が金融機関に届いた後、確認作業が行われます。

ステップ4:税務署の審査

金融機関での書類確認が完了すると、税務署による審査が行われます。この審査を経て、正式にNISA口座が開設される流れになります。

ステップ5:いざ投資開始!

口座が開設されると、実際に投資を始めることができます。NISAを利用して投資信託や株式に非課税で投資できるため、資産の形成に大いに役立ちます。投資商品の選び方については次の章で触れていきます。

注意事項

  • NISA口座は1人1口座:複数の金融機関で口座を開設することはできません。既に開設しているNISA口座がある場合は、別の金融機関では開設ができません。
  • 利用規約の確認:各金融機関の利用規約には、取引手数料や取り扱い商品についての重要な情報が含まれていますので、必ず確認しましょう。

便利なオンラインサービス

最近では、オンラインで手続きができる金融機関が増えています。手続きが簡便で、最短で2営業日程度で取引が開始できる金融機関もあるため、時間を節約することができます。

新NISAを始めるにあたって、これらのステップをスムーズに進めることで、早く投資を開始できるように準備しましょう!

投資商品の選び方

investment

投資を始める際、どの商品を選ぶかは非常に重要です。ここでは、商品選びの際に考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。

投資目的とリスク許容度を把握する

投資を始める前に、まずは自分自身の投資目的やリスク許容度を明確にしましょう。投資目的とは、資産形成や資産運用をなんのために行うのか、例えば老後の資金準備など、投資によって得たい成果のことです。一方、リスク許容度は、投資に対してどれだけのリスクを受け入れられるかの指標です。 自分の現在の状況やライフプランを考慮した上で、適切なリスクの取り方を理解することが大切です。

長期的な成長を目指す商品選び

特に、長期投資を行う場合、成長が期待できる商品を選ぶことが重要です。歴史的に見ると、多くの株式は長期的に見ると上昇してきました。若いうちから投資を始めることで、より長い期間を持つことができ、リスクを分散しながら成長の恩恵を受けやすくなります。具体的には、世界の株式市場や指数に連動した投資信託を選ぶのが良いでしょう。個別の株式投資についてはここでは触れないこととします。

投資信託の種類

投資信託にはいくつかの種類があり、初心者にとっては選びやすい商品も多くあります。主な種類には以下のようなものがあります。

インデックス型

インデックス型の投資信託は、特定の株価指数に連動する運用を行います。これにより、分散投資が自動的に実現され、リスクを抑えつつ市場全体の成長を享受できます。運用コストが低い商品が多いことも魅力の一つです。

アクティブ型

アクティブ型は、運用のプロが市場の動向を見極め、より高い成果を出せるよう戦略的に投資を行います。一般的に、インデックス型よりも高い手数料がかかりますが、相場の変動に応じた柔軟な運用が期待できます。

バランス型

バランス型は、株式、債券、不動産など、複数の資産クラスを組み合わせた投資信託です。一つのファンドで広範囲にわたる資産への投資が可能になります。

コストを重視する

投資信託を選ぶ際には、運用コストにも注意が必要です。「信託報酬」と呼ばれる運用管理費用がかかりますが、このコストは運用成績に大きな影響を及ぼします。類似するインデックス型の投資信託であれば、コストが低いものを選ぶことで、長期的なリターンを増加させることが可能です。

純資産総額の確認

選択肢の中から候補となる投資信託が見つかったら、最後に重要なポイントとして「純資産総額」を確認しましょう。純資産総額が大きいファンドは運用効率が良く、運用コスト面でもメリットがあります。また、規模の小さいファンドは繰上償還のリスクがあるため、注意が必要です。

これらのポイントをしっかりと考慮し、自身の目的やニーズに合った最適な投資商品を選びましょう。

つみたて投資枠と成長投資枠の違い

investment

新NISA制度では、つみたて投資枠成長投資枠という二種類の投資枠が用意されています。それぞれの枠には特徴や目的があるため、よく理解した上で自分に合った選択をすることが重要です。

年間投資上限額の違い

つみたて投資枠の年間投資上限は120万円となっていますが、成長投資枠は240万円という倍の金額が設定されています。このため、より多くの資金を運用したい方には成長投資枠が魅力的な選択肢と言えます。

対象商品

それぞれの投資枠で投資できる商品にも違いがあります。つみたて投資枠は、長期的な資産形成を目的とした特定の投資信託に重点を置いています。一方、成長投資枠は上場株式やETF、REITなど多岐にわたる商品に投資できるため、リスクを取りつつ高いリターンを狙う投資戦略が立てやすくなります。

購入スタイル

つみたて投資枠は定期的な購入方式が基本で、継続的に資金を投入することが奨励されています。対して成長投資枠は、投資家が自由なタイミングで投資を行えるため、ライフスタイルや投資スタイルに応じて柔軟に運用することが可能です。

非課税保有限度額の違い

非課税で運用できる総額にも差があります。つみたて投資枠の非課税保有限度は1,800万円であり、その中に含まれる成長投資枠は1,200万円が設定されています。このように、両投資枠を上手に活用することで、より多くの資産を非課税で運用することができます。

それぞれの投資枠の目的

つみたて投資枠は長期間にわたる資産の形成を重視し、一方、成長投資枠は成長が期待できる企業や業界への投資を通じて資産を成長させることを狙っています。このため、リスクを取れる投資家や急成長する分野に投資したいと考える人々にとっては、成長投資枠は非常に魅力的な枠となります。

各投資枠のそれぞれの特徴を把握することで、自身の投資スタイルや目標・目的に適した最適な選択ができるようになります。

まとめ

新NISAは、これまでのNISA制度をさらに進化させた制度で、投資家にとって大変魅力的な制度となっています。無期限の非課税保有期間、拡充された投資枠、柔軟な運用方法など、新NISAには多くのメリットがあります。自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、つみたて投資枠と成長投資枠を上手に使い分けることで、より効果的な資産形成が期待できることでしょう。投資初心者の方も、NISAの仕組みを理解し、ぜひ新しい制度を活用してみることをおすすめします。

よくある質問

NISAはどのような制度ですか?

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に対して税金がかからないという特典を提供する制度です。これにより、個人の資産形成を支援することが目的とされています。特に、投資初心者にとって魅力的な制度といえます。

新NISAにはどのような特徴があるのですか?

新NISAでは、非課税保有期間が無期限化され、投資枠が大幅に拡充されました。また、売却後の非課税枠の再活用や、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になるなど、より柔軟で多様な運用が行えるようになっています。

NISAの口座開設はどのように行えば良いですか?

NISA口座の開設は、自身が口座開設を行おうとする金融機関に従って手続きを行います。流れとしては、口座開設の申し込み、必要書類の提出、税務署の審査といった一連の手順があります。オンラインで手続きできる金融機関もあり、簡便に開設できるのが特徴です。

投資商品の選び方について教えてください。

投資商品を選ぶ際は、まず自身の投資目的とリスク許容度を明確にすることが重要です。その上で、長期的な成長が期待できる資産、運用コストの低い投資信託、純資産総額の大きな商品などを選択することが推奨されます。

  • URLをコピーしました!
目次